「地球司令部より入電!ヤマトはまだかと言ってきています!」
概要
ヤマト乗組員の一人で、第一艦橋で通信班長を務める。
物語上のポジション的には南部康雄や太田健二郎と同格なのだが、通信担当というオンリーワンポジションなので活躍の機会が多い。
それに留まらず、固有エピソードを2回ももらい、主人公である古代進との絡みもやけに多く、それ以外でもこの3人が出る時は大抵相原が代表格になっているなど、明らかに他の2人よりもいい扱いを受けている。
何気にこのキャラは松本零士参加前の企画書段階から存在しており、リアルでも最古参のキャラである。
岩手県出身で北上夜曲を好んでいるが「きたがみやきょく」と間違って読んでいる。
名前の読みがややこしく、企画書だと「ぎいち」で、その後初代では「よしかず」になり、『Ⅲ』で「ぎいち」に戻ったと思ったら、『2199』でまた「よしかず」になった。
経歴
初代
イスカンダルへの航海途上ドメル将軍の仕掛けた罠にまんまと引っかかり、ノイローゼに。ヤケになって船外へ出るとドメルの仕掛けた罠の根幹を成す物を発見。救出に来た古代進がコスモゼロでそれを破壊している。
さらば
イスカンダルから帰還後は古代と輸送船の護衛任務を勤めていた。白色彗星帝国との戦いで多くのヤマトクルーが戦死する中生きて地球へ帰還した数少ない人物である。
2
乗艦がヤマトに変わっているものの、やはり冒頭で古代と一緒の艦に乗っている。
その後は『さらば』と同様にヤマトへ乗艦するが、テレザートへの航海途上でメッセージの送り主であるテレサのことが気になってしょうがない島大介に「航路決定のためだから」と騙されて通信任務を横取りされてしまっている。
新たなる旅立ち
序盤で病院から退院。入院生活を「退屈極まりなくてまるで牢屋に入ってる気分だった」と古代に漏らすが佐渡先生とアナライザーから「看護婦にモテモテで脂下がっていた」「一生入院していたいと言っていた」と暴露されている。
永遠に
暗黒星団帝国の地球侵略の際、携帯式通信機を持って避難した「英雄の丘」で古代をはじめとするヤマトクルーと再会。小惑星イカルスの基地にいた真田工場長と連絡を取る。
Ⅲ
ある出来事をきっかけに地球防衛軍司令長官藤堂平九郎の孫娘である藤堂晶子と恋仲になる(ちなみに数十年後に描かれた『復活篇』前日談にて藤堂家に婿入りする形で結婚したことが語られた)。
完結編
序盤でガルマン・ガミラス帝国へ通信を試みる。シナリオ改訂の途中案では都市衛星ウルクでの白兵戦時に戦死させる展開もあった。
リメイク版
- 所属:ヤマト 船務科
- 役職:通信長
- 階級:三等宙尉(〜2202)
- 誕生日:5月17日(おうし座)
- 年齢:22歳(2199)→26歳(2202)
- 出身地:岩手県
初代のリメイク版である『2199』では名前の読みが『Ⅲ』でのぎいちからよしかずに修正され、年齢が22歳に設定された。第一艦橋所属のヤマトクルーの若手の中では最年長である。
所属は森雪と同じ船務科で、通信管制を担う通信長。
南部康雄のキャラが濃くなったので、オリジナルほど目立つキャラではなくなった。
経歴
2199
同じ船務科所属の岬百合亜を恋愛対象として気にしていたらしく、百合亜が星名透と手をつないで歩いて行くのを目撃した際は惨めにも泣いていた。その直後はなんか悟りでも開いたかのような感じになっている。相原……
第1作におけるドメルの罠にあたる展開はイスカンダルから帰還する時に、リレー衛星経由ではなく地球との直接交信が回復した際に変更されている。
星巡る方舟
第一艦橋での通信要員としての出番はほぼほぼ交代要員の市川純に譲ってしまっているが、中盤の惑星探査にてメンバーの1人として参加する。
ただ、あまり目立つ活躍は無く、市川を出すために艦外活動メンバーにさせられたんじゃという疑惑も……
2202
序盤は『さらば』『2』に倣って古代と同じ艦での勤務。その後はヤマトに乗り込む。
両手に花?
彼が所属する船務科のキャラクターは彼自身を含めて6名いるのだが、彼以外全員女性である。
ただし、そのうち2人は彼氏持ち(片方は『2202』で結婚)、もう1人も仲のいい男がいる。
実写版
『SPACEBATTLESHIPヤマト』では女優のマイコ演じる女性クルー・相原になり、航海班所属となっている。