概要
生きた化石とも称される古い植物であり、2億7000万年前から全く変わっていないというほど。
なお、イチョウの仲間は17種類の属があるがその内の本種以外は、全て絶滅しており(原因の大半は氷河期)、現在は本種のみである(要するに言えば最後の生き残り)。
秋には葉が黄色に色づいてから落葉する。
公孫樹とか鴨脚樹とか言われる。
種子はギンナンと呼ばれ、食用にされるが、ビタミンB6の欠乏を引き起こす物質が含まれているため、多食は禁物である。
ネコのフンのような悪臭を放つため、街路樹にイチョウの雌株を植えてあると、落ちたギンナンが歩行者に踏み潰されてえらいことになる。
漢字表記は「銀杏」。樹木を指す「イチョウ」も「銀杏」、種子を指す「ギンナン」も「銀杏」でややこしいため、区別したい場合は仮名表記が望ましい。
樹木の一部が、瘤のようになる謎現象がある。おっぱいに似るため、乳が出ない人がそれを拝む信仰があった。でもイチョウ的に何の器官なのかは不明。