ペチェネグ

ぺちぇねぐ

ロシア連邦で使用されている機関銃。

ペチェネグ(Печенег)は、PKM機関銃をベースとして開発された機関銃。

PKMを基に分隊支援用途に重きを置いた改良を施したモデルである。

PKP(ПКП)とも。

開発はVSSやAS-VALの開発に携わった中央精密機械建造研究所(ЦНИИТОЧМАШ)。

ベースとなったPKMからバレル周りの設計が一新されている。

汎用機関銃として設計され容易にバレルの交換が可能で重機関銃的な使われ方が考慮されたPKMに対して、ペチェネグはバレルそのものの脱着は難しくなったものの、バレルそのものの冷却効率を向上させて「銃身を交換せずに連続射撃が可能な射撃数」を増加させている。

しかしながら、全長や重量はPKMと比較すると大差はなく、改良によるハンドリングの向上効果はほぼ無いものと思われる。(但し、発射する弾薬の威力を考えると、これ以上の小型化軽量化は難しくこの辺りが限度だろう)

2001年に制式採用され、ロシア連邦軍や国内軍の特殊部隊や親衛部隊、集団緊急展開軍等で使用されている。

ロシア連邦国防省ロケット・砲兵総局が付与したGRAUコードは6P41(6П41)。