空挺軍(Воздушно-десантные войска; 略称ВДВ)とは1930年代に創設されたソビエト連邦軍の空挺部隊。
ソビエト時代では、ソ連空挺軍、ソビエト崩壊後はロシア空挺軍と呼ばれている。
軍旗や兵科章は、「2機の輸送機の間にパラシュート」の図案。
ソビエト崩壊に伴い、ロシア地方の兵力はロシア連邦軍が継承したほか、ロシア以外のウクライナやベラルーシといった国々の部隊は概ね各国の陸軍の傘下に入った。
空色のベレー帽と、縞模様のシャツ(テルニャシュカ/Тельняшка)がトレードマーク。
軍服の階級章や兵科章も、ベレー帽と同じ空色である。ソ連時代や、ソ連時代と同等の制服を着用していた頃はやや色味が濃い空色だったが、2000年頃からやや明るい色合い色調となった。
ロシア連邦では、8月2日が「空挺軍の日」と定められており、同日にはロシア各地で現役兵や退役軍人向けの式典やイベントが開かれる。
この日は、ロシアの空挺兵が初めて降下を行ったとされる 1930年8月2日 に因んだ由緒ある記念日だが、空挺軍の兵士(含退役軍人)が全土で「酒を呑んで暴れる」「噴水に飛び込む」「噴水で泳ぎだす」などの奇行に奔る日として有名だという。(スプートニクより)