概要
基本的には落とし穴であるが、単なる子どものイタズラではなくガチで殺傷を目的としたブービートラップである。
名前の由来であるバンジ(竹)ステーク(杭)の通り、落とし穴の底に竹槍や逆茂木(さかもぎ)などの突起物が仕掛けてあり、落ちた相手に突き刺さる仕組みになっている。即死しなかったとしても大怪我は免れない。そのため古来から狩猟や紛争で威力を発揮した。
対人用あるいは対大型動物用のえげつないものになると、突起物の先端に毒や糞などを塗り付け、傷を負った相手が壊疽や破傷風になるように仕向けたものもある。
なかでもベトナム戦争でベトナムゲリラ(ベトコン)が使用したのが有名で、多くの米兵が犠牲になったという(古今東西この手の罠は世界中にあるので、ゲリラの専売特許というわけではない)。