概要
同じ14歳でありながら輿水幸子は自身のことを「世界一カワイイ」と言ってはばからない、超がつくほどのナルシスト。対する森久保乃々は自信がなく、何かと怖気づいては「むーりぃー」と机の下に引きこもってしまう。
言ってみれば、ポジティブとネガティブの対極に位置する存在同士。
もっとも、幸子はバラエティ番組でのいじられ役にひっぱりだこ、乃々はユーザーから「森久保ォ!」と発破をかけられまくるなど、キャラとしての愛され方はとてもよく似ている。
また、幸子の趣味は「勉強ノートの清書」、乃々は「ポエム作り」で、書き物をしているという共通点もある。
そして乃々は、一見内向的なようだが「絵本作家になる」というほのかな夢があり、ひそかに自己表現の欲求を抱えている。そういう意味では自己アピールに余念がない幸子とは正反対のようで通じる部分があり、表裏一体の存在といえるかもしれない。
片や幸子も、過剰な自己アピールは承認欲求の裏返しであり、メンタルの繊細な一面を乃々と共有できる可能性は十分にありうる。
なお、劇中でこの2人が会話をしたことはない。星輝子という共通の友人がいるため仲間のように錯覚しがちだが……。