概要
本システムを搭載した無人エントリープラグをダミーシステムと言う
エヴァに擬似的な信号パターンを送信し、パイロットが搭乗していると誤認させる事で無人でありながらATフィールドの展開をも可能とする。
システム発動時のエヴァは目が赤く変色。更に凶暴性や好戦性が増し、必要以上に敵をいたぶる場面があった。発動時は圧倒的な力を発揮し、使徒に乗っ取られたEVA3号機を徹底的に攻撃。
悪鬼の様な戦い方で3号機を撃破。武器は一切使わずに敵をねじ伏せるその姿は暴走に近い。
これをモニター越しで見ていたNERV職員も唖然としていた。
起動中はパイロットはディスプレイをカットされ、腕も装置により拘束され完全に制御権を喪失する。
テレビ版
鈴原トウジが乗る3号機が使徒に乗っ取られ、使徒と化した3号機の破壊の為に初号機で初めて始動。鈴原トウジを傷つけたくないと戦いを拒否するシンジの代わりに起動させた。
その効果はてきめんで、鬼神のような戦いぶりで3号機を撃破。
トウジの乗るエントリープラグを破損させ、トウジは左足を喪失した。
なお、初号機には綾波レイの擬似人格データ、量産型エヴァには渚カヲルのものが搭載されていた模様。
漫画版
アニメ版とほとんど展開は同じだが、ダミーシステムの攻撃によりトウジが死亡しているという大きな違いがある。
新劇場版
ゴルゴダベースにて建造され、NERV本部へ搬入された。搬入後に初号機に試験運用を兼ねて搭載された模様。
無人でのエヴァの起動、制御を可能としており、日向曰く「子供に操縦させるよりは人道的」らしい
式波・アスカ・ラングレーが乗るエヴァ3号機が使徒に乗っ取られた為に、初号機が出撃する。
テレビ版と同じく戦闘を拒否したシンジを見てゲンドウはシンクロ率の全面カットとダミーシステムの起動を命令。
ダミーシステム起動時の初号機は3号機を圧倒。3号機を押し返し頚椎を圧潰させる。
この時点で3号機は無力化されたが初号機はそのまま攻撃を続け、頭部、腕部、装甲板を破壊。
更に3号機を食い千切るなどまるで獣のような原始的かつ異常な攻撃性を見せた。
最後はエントリープラグを噛み砕き停止した。
第10の使徒(テレビ版におけるゼルエル)が侵攻した際に、NERVを去ったシンジの代わりに初号機を出撃させるべく再びダミーシステムを起動させようとするも、何故か初号機はこれを拒否。
初号機そのものも嫌がるような反応をしてダミープラグを排出しようとしていた。
(ゲンドウの「私を拒絶するか、ユイ」という言葉から、コアの碇ユイそのものが拒否したと思われる)