概要
ワギャンランドとは、
1989年にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)から発売されたアクションゲーム。
対応ハードはファミリーコンピュータ(ファミコン)。
1980年代中盤に、ナムコが世に送り出したエレメカのキャラクター、
ワギャンを主人公にしたアクションゲームで、
音波攻撃で敵の動きを止め、最後に待ち受けているボスとミニゲームで対決し、
これに勝ってステージをクリアしていくのが特徴である。
数字探しや神経衰弱など、現在でいう所の「脳トレ」に近いミニゲームの数々や、
ユニークで愛らしいキャラクターが人気を博し、ファミコンとスーパーファミコンで、
シリーズ作品がリリースされている。
シリーズ一覧
タイトル | 発売年度 | 対応ハード |
---|---|---|
ワギャンランド | 1989 | ファミリーコンピュータ |
ワギャンランド2 | 1990 | ファミリーコンピュータ |
ワギャンランド3 | 1992 | ファミリーコンピュータ |
スーパーワギャンランド | 1991 | スーパーファミコン |
スーパーワギャンランド2 | 1993 | スーパーファミコン |
系列作品
タイトル | 発売年度 | 対応ハード |
---|---|---|
ワギャンパラダイス | 1994 | スーパーファミコン |
ちびっこワギャンの大きな冒険 | 2009 | ニンテンドーDS |
ミニゲーム「しりとり」
しりとり。それは「ワギャンランドシリーズといえばこれ」と言われる程のミニゲーム。
画面上に表示されたパネルでしりとりを行い、
規定のノルマポイントを突破すればクリアになる・・・というものなのだが、
このパネルがクセモノで、なんと、このパネルには、「裏読み」と呼ばれる、
特殊でヒトクセもフタクセもある読み方が用意されているのである。
例として・・・
表読み | 裏読み |
---|---|
とうだい | うみのみちしるべ |
ロケット | あいしーびーえむ |
トロッコ | タイヤつきふろ |
うずまき | タイムトンネル |
リス | もりのおともだち |
一枚のパネルに、複数の裏読みが存在するため、これらはあくまで一例に過ぎない。
単純に読みを英語にしたものも少なくないが、英語読みがメジャーでなければ裏読みに当たらない事も多い。
また、裏読みの中には、「ん」で終わるものも少なくないので、
安易に使用すると地雷を踏むことにも繋がる。敵に踏ませる事も可能だが。
加えて、トマトの裏読みのひとつ、イタリアントマト(現在も存在するレストランチェーンだが、かつてはナムコの子会社だった)・・・のような、
時代の変化によって意味がわからなくなってしまった、「発売当時の世代でなければ意味や関連がわからない」裏読みも存在する。
なお、2017年現在、この「しりとり」に焦点を当てて、しりとりだけを楽しむことが出来るワギャン関連アプリがいくつか配信されている。
わ、ワギャンしりとりおそるべし・・・。