概要
ワギャンパラダイスとは、1994年にナムコ(現在のバンダイナムコゲームス)から発売されたアクションゲーム。対応ハードはスーパーファミコン。
ファミコン時代からスーパーファミコン時代にかけてのナムコの人気アクションゲーム、
「ワギャンランド」シリーズの流れを汲む、ワギャンを主人公とするゲーム作品である。
ただし、前述の「ワギャンランド」シリーズと異なる点として、
- 操作キャラクターをワギャンの男の子「タクト」と、タクトの妹「カリン」から選択できる。
- 難易度設定が年齢別に変更。プレイヤーの年齢に合わせて難易度が変化する。
- ミニゲームの内容が、現在で言うところの「脳トレ」的な性格が強いものに一新。
以上の点が上げられる。
本作は「ワギャンランド」シリーズで人気のあったミニゲーム、
「しりとり」を収録しなかったことや、キャラクターデザインの変更を理由に、
「ワギャンランド」シリーズのファンから色々と言われる事もあるが、
その一方で、本作を支持しているファンも少なくない。
主要キャラクター
- タクト
ワギャンの男の子。かけっこが得意で、少しおっちょこちょい。
ゲーム中でも移動速度が速く設定されているが、やや滑りやすい。
スタンダードなデザイン。
- カリン
タクトの妹。リボンがお気に入り。好奇心旺盛な女の子。
音波砲の威力はタクトよりスゴいとか?
ゲームでは、移動速度はタクトよりも遅く設定されているが、
音波砲の効果時間については、タクトよりも長めに設定されている。
また音波砲の文字が独特。
タクト:ワッ→ギャ→ガー→ギャー(従来のワギャンと同じ)
カリン:わっ→ばんっ→びーっ→どかーん
- ライティ
世界をまたにかけて旅する冒険家。
彼に会いに行くところから、タクト(orカリン)の冒険が始まる。
道中、タクト(orカリン)を乗せたライティを操作するステージもある。
「風のクロノア」シリーズとの関係
「ワギャンパラダイス」と「風のクロノア」の間には、浅からぬ関係がある。
・・・と言われてもピンと来る人は少ないだろう。
実際、本作と「風のクロノア」シリーズとの間には、直接の繋がりは存在しない。
しかし本作の制作には、後に「風のクロノア」シリーズの制作に関わるスタッフが多く関わっている。
両方に関わった主なスタッフ一覧
スタッフ名 | ワギャパラでの担当 | クロノアでの担当 |
---|---|---|
吉沢秀雄 | スーパーバイザー | ディレクター |
田名網英樹 | キャラクターデザイン | キャラクターデザイン |
あらゐよしひこ | ディレクター | キャラクターデザイン |
富永美香 | アートディレクター | グラフィックデザイナー |
井村絵理子 | サウンドデザイナー | サウンド担当 |
また、本作に登場する敵キャラクター「ささるん」は、
「風のクロノア」シリーズに移籍、シリーズを通して登場し続けている。
この様な点から、本作は「風のクロノア」シリーズと、
世界観等、直接の繋がりは持たないものの、深い関係を持つ作品であると言える。
関連タグ
- 主要:スーパーファミコン
- 発売元:ナムコ/バンダイナムコゲームス/namcot
- キャラクター:ワギャン/ササルン/ナマーズ/ライティ(ワギャンパラダイス)
- ど、どういうことナマか・・・:何故かファンの多いルビィさん
- 関連作品:ワギャンランド/風のクロノア/ファミスタ