L特急とは
JR在来線の一部の昼行特急の呼称。時刻表や方向幕などに、列車名と共に、「L」の字を図案化したマークが冠せられている。これは国鉄時代に考案されたもので、当初は「列車本数が多い、自由席、定時発車」などの、気軽に利用しやすい条件を備えた特急を示す呼称として用いられた。
しかし、Lの付かない特急と実質的な差はなく、現在では呼称自体が形骸化しつつある。実際、JR東日本をはじめ多くのJRでは、無用な混乱を避けるため、L特急の呼称を廃止した。
L特急の終焉
JR北海道は「自由席が多く、運行区間が短い」列車を「L特急」として使い分けていたが、2017年3月改正で「特急」に変更し呼称廃止となった。
この時点で「L特急」を名乗る列車はJR東海のしなの・ひだ・しらさぎの3列車のみとなったが、この3列車も2018年3月改正で「特急」に変更、呼称廃止が決まった。
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エル特急:表記揺れ。