曖昧さ回避
pixivでは妖怪の「波山」の投稿のみだが、その他の読みのものについても説明する。
妖怪の「波山」
伊予に伝わる火を吐く鶏のような妖怪で、婆娑婆娑(ばさばさ)や犬鳳凰(いぬほうおう)ともいわれる。
竹原春泉画の「絵本百物語」には竹やぶで大きな鶏冠を持ち火を吐く軍鶏のような姿が描かれている。見た目は恐ろしいが、口から吐かれる火は狐火のように熱を持たず、物を燃やすことはない。
普段は竹やぶに棲んでおり、ときおり深夜の人里に飛来し「ばさばさ」と羽音をたてることから名づけられたという。驚いた者が急いで外を見ても姿は見えない。
一説によると江戸時代にはすでに南蛮人によって持ち込まれていた、南洋に棲むヒクイドリがモデルではないかといわれている。