ギラファティタン
ぎらふぁてぃたん
中生代ジュラ紀後期のタンザニアに棲息していた、ブラキオサウルス科の竜脚類の一属で、大型の植物食恐竜である。 ジラファティタン、ギラッファティタンとも。
データ
名前は「巨大なキリン」を意味する。全長22mほどにもなる大型の植物食恐竜である。
概要
ギラファティタンはマクロナリア類に属する大型の竜脚類であり、長い首と尻尾、そして比較的小さな脳を持った植物食恐竜であった。他の竜脚類と違っていたのは、ギラファティタンがキリンのような形をしていて、前足が長く、首が非常に長かったことである。歯は平べったく、これは植物を食べるのに適していた。頭部にはいくつもの孔があって、これはおそらく体重を減らすために穴があいていたのだろうと考えられている。頭部には大きな鶏冠が付いていた。この鶏冠はギラファティタンの特徴として重要である。この鶏冠を使って音を出したのではないかという説もある。
ごく近縁種の「ブラキオサウルス」(Brachiosaurus altithorax)が北アメリカで発見され、この「ギラファティタン」(Giraffatitan brancai)がアフリカのタンザニアで発見されたことから、当時の大陸が地続きだった可能性を示している。