ギラファティタン
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ぎらふぁてぃたん
中生代ジュラ紀後期のタンザニアに棲息していたブラキオサウルス科の竜脚類で、かつてはブラキオサウルス属に分類されていた。 ジラファティタン、ギラッファティタンとも。
タンザニアのテンダグル層から発見された、マクロナリア類のブラキオサウルス科に属する大型の竜脚類であり、属名は「巨大なキリン」を意味する。全長22mほどの大型竜脚類で、パラリティタンが発見されるまではアフリカ最大の恐竜とされた。
ブラキオサウルス類の中でも特に保存状態の良い化石が発見されている種で、前足が長くキリンに似た体形をしていた。歯は平べったいヘラ状で、固い針葉樹の歯を噛み千切るのに適していた。
発見当初はアメリカ産の近縁種「ブラキオサウルス・アルティトラックス」(Brachiosaurus altithorax)と同属と考えられ、発掘を支援・指揮したヴィルヘルム・フォン・ブランカ教授に由来して「ブラキオサウルス・ブランカイ」(Brachiosaurus brancai)と命名された。だが、近年の研究でブラキオサウルス属とは異なる特徴も見られたことから、新属ギラファティタンに改名された(同様の例として同じブラキオサウルス科のルソティタンがある)。アメリカ、タンザニア、ポルトガルで似たような恐竜が確認されていることから、ジュラ紀当時の大陸が地続きだった可能性を示している。
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