概要
「わたしは、わたし……と、匿名希望でお願いします!」
- アラカルトバレンタインのほむら編に登場したある黒羽根。黒羽根は身分を明かしたがらない為、「匿名希望」を自称する。現在の活動拠点は神浜だが、実家は見滝原市。
- かつて見滝原の病院に入院しており、バレンタインに備えてその頃に病院の近くにあったお菓子屋さんを探しに来たところで知り合いの婦長が魔女に襲われているのを見つけ、戦っている最中、たまたま近くに居たほむらに助けられる。組織内では要注意人物扱いのほむらと当初こそお互いに警戒していたが、実は彼女もかつてこの病院に入院しており、バレンタインの為にそのお菓子屋を捜していたのだった。
- 匿名希望とほむらはその他にもなんだか似ているところが多く、結局そのまま意気投合。別の店に一緒にチョコを選びに(フードを被ったまんま)行く等、仲良くなる。
- その後のバレンタイン当日、ほむらの携帯に匿名希望から電話がかかってくる。友達のいない匿名希望には、ほむらぐらいしか電話をかけられる相手がいなかった。
- 連絡を受けたほむらが現地に飛んでいくと、何があったのか暗い表情の匿名希望(この際、服に血がついていた)のソウルジェムには、ほむらの声も虚しくどんどん穢れが溜まって行き……
- 「ほむら、わたし、あなたがすきよ。あなたもすきよ。だれだってすきなの。ぜんぶすきなの」
- 「だからひとつくらいわたしにちょうだいよ! なんでわたしは何ももってないの⁉」
- ……その後、神浜市の外で魔力を使い切ったことでほむらの目の前で魔女に変身した。
- 最後まで名前を明かさず、チョコを誰に贈るつもりだったのかも不明だったが、回想シーンを除けば彼女が本作における最初の魔女化の犠牲者となった。