「悪魔城ドラキュラ」の続編。
ファミリーコンピュータにて1989年12月22日に発売された。
英題は「Castlevania III: Dracula's Curse」でシリーズ3作目として扱われている。
元々は日本でも「ドラキュラⅢ」という仮名がつけられていたが、正式タイトルは『悪魔城伝説』に変更された。
概要
初代の主人公「シモン・ベルモンド」の先祖「ラルフ・C・ベルモンド」の戦いを描く。
途中にルート分岐があり、各所で出会う3人の仲間(サイファ・ヴェルナンデス グラント・ダナスティ アルカード)の内、1人をパートナーとして引き連れていくことが可能で、ラルフ単独クリアも含めてエンディングが4種類に変化する。
同じくシモンの先祖を主役に据えた作品は2か月前にゲームボーイで発売された「ドラキュラ伝説」の方が先んじてはいるが、携帯機ゆえに外伝作として扱われている。
対して「悪魔城伝説」は初代と同じハードで発売したこと、アクションRPGと化したシリーズ2作目「ドラキュラⅡ呪いの封印」から正統派アクションに回帰したなどの様々な理由から、ストーリー上でもシステム上でも「悪魔城シリーズの原点」として扱われることが多い。
内容もさることながら、この作品の「伝説」たらしめているのが拡張チップ『VRC VI』の搭載である。
この拡張チップに搭載された音源を組み合わせて奏でられる楽曲のクオリティがファミコンと思えぬ美しさであり、ファミコンに外部音声入力端子がカートリッジスロットにあったゆえに実現したのであった。
海外版ファミコンであるNESに外部音声入力端子がない事から『VRC VI』が搭載されていないため、日本版と比べるとチープに感じられてしまう。
曲に自信を持っている為か、説明書にサウンドテスト起動のコマンドが記されており、思う存分聴く事ができる。是非ともVCで入手の際は堪能していただきたい。
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ぼくドラキュラくん・・・ドラキュラシリーズのファミコン4作品目