フィン(アドベンチャータイム)
ふぃん
概要
ウー大陸に暮らす少年。特殊な力を使う犬のジェイクと共に冒険の日々を過ごしている。剣術にくわえ、魔法の基礎も習得している。物語の中核となる存在で様々な謎を秘めている。
ちなみに利き腕は両利き。日本版のキャラ紹介では左利きとなっている。
性格
やんちゃで好奇心旺盛な冒険好き。
多感な年頃であり、「自分は勇者だ」や「自身の正義」を語る一方、人間関係や自分自身の問題など、様々な葛藤を抱えている。チャラ夫向け恋愛マニュアル本にハマったり、女性に良く思われたくて暴走したりといった未熟さもある。
赤子の頃、葉っぱの上にうんちをしたら転んで背中がくっついてしまい、通りがかった親子に見て見ぬふりをされたため、どんな小さな事でも困っている人を決して見捨てないようになった(その後ジェイクの両親に拾われた)。
何でも齧るクセがあり、歯はいくつか欠けている。
最後の人類
フィンが最後の人類であることが作中で言及されている。
スーザン、火星のリンカーン、ゴールドグラインダーの牢獄の囚人など人類と思しきキャラクターがたびたび登場しているが、それらが人類に似た生物なのか、人類なのかは不明。
モニターからウー大陸を観察している男は"五本指の生物は絶滅している" と語っている。
後に、人間たちのコミュニティが発見され、フィンは"ウー大陸で最後の人間"である事が判明する。
ちなみに孤児だったフィンを拾ったジェイクの両親は始めて見た時は地面を歩く魚「マッドフィッシュ」の一種と思っていた。
「彗星とフィン」のエピソードでは、フィンは遥か宇宙彼方の彗星から転生した子であると彗星が語ったが後に真実と異なっていた。
装備
ボロボロの剣
ボロボロに朽ちた剣。勇者の証の一つとしてフィンの初期装備品である。
時折コーティングなどで剣がピカピカになることがあるが、次のエピソードではいつものボロボロの剣に戻っている。
後に突如天才になったフィンが作った四次元のシャボン玉製造機により四次元の剣と化した。
四次元の剣
四次元のしゃぼん玉製造機によって生み出された黒い剣。シャボン製造機で生み出したブラックホールを切り裂き爆散した。
木の根の剣
柄が木の根のようになっている剣。列車の車両で入手。後にジェイクからのサプライズパーティだったことが判明し、この剣はジェイクからの贈り物のひとつである。
闘技場の剣
呪われた闘技場ででフィンが装備した銀色の剣で持ち手に細い目がある剣。
シーズン6ではひとまずフィンの腕も元通りとなり、その後キャンディ王国に攻め込んで来た「ダーレン」に立ち向かうためこの剣を使用していた。
ジョシュアの剣
悪魔から抜き取った血とフィンとジェイクの父親のジョシュアの用意した聖水で作られた剣。ジェイクの父親が悪魔から奪い取った。それ以降呪われないためジョシュアは毎日聖水を飲んでいたらしい。
後半からのメイン武器でありCMではこの剣をよくフィンが装備している。
持ち手には悪魔を呼び出す呪文が包帯に隠され記されている。
後にサイモン(アイスキング)が事情によりフィンの家に住んでいた際、うっかり悪魔の封印を解き、フィンは悪魔にさらわれたジェイクを救うため剣をへし折るハメになった。壊れて以降も、草の剣を手にするまでムリヤリ使っていた。
グラスソード(草の剣)
ノミの市で草の魔法使いが売っていた呪われし剣。草のようにしなやかなのに切れ味は抜群。
フィンの腹にいるおくびょう神もこの剣で斬り捨てられた。
呪いを受け入れてからは普段はフィンの腕に巻きつき、必要なときは剣になり伸びる。
この剣は簡単に折られたり裂くこともできるが短時間で元通りになる。
非常時には腕そのものと融合も出来、巨大なつると化したがつるの腕が引っ張られる重さに耐えきれず腕が切れてしまい(日本版では切断描写はカット)フィンの右腕ごと剣も失ってしまった。
その後は一時期元に戻ったフィンの腕からトゲを出したり、鋭利でしなるムチ状に腕を変形させた。
ニンテンドー3DSのアドベンチャータイムのきせかえテーマ「冒険その3」でフィンがこの剣を装備している。
剣のフィン
ジェイクの夢の幻影のピクルスからジェイクの夢の中に入りジェイクの夢の中でプリズモを生み出すために眠りについたジェイクを起こしたフィンがプリズモの幻影に導かれてジェイクの夢の中でプリズモを生み出すために眠りについたジェイクを起こそうとしているの幻影のフィンを制止したことでジェイクの夢が破たんし剣と化した夢のフィン。白金色をしている。
刃と柄が一体になった純白の刀身に宝玉が飾られている。
フィンがランピーと寝た夜に見た幻覚のバブルガムが同様の剣を持っていた。
杭の剣
「マーセリンの秘密」シリーズで使われた、対バンパイア用の剣。
ほとんど役に立たなかった。
後に中型の木の枝先を削り、剣代わりにするが、持ち上げるのに苦労しバンパイアキングを倒せなかった。
レイピア
グラスソードを失った後、闘技場の剣とは別に一時的に使用していた。
ぼうし
ケモみみ(?)のような飾りがついた熊の頭巾。
フィオナ版ではウサギのような飾りとなっている。
帽子の下はくせ毛のある金髪であり坊主頭、短めヘア、ロングヘアの3パターンとなっている。
異世界のフィン
フィオナ
アイスキングが妄想の中で生み出したフィン。ケイクという名の猫を連れている。
なぜかアイスキングを愛しているムチプリの美少女。
武器は変身したケイクを用いているか、飛び出し式のリボンの付いた剣を使う。
フィン・マージェンス
フィンが願いをかなえて生み出した世界のフィン。右腕は義手。ジェイクと言う名の犬を連れている。
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人間の家族と共に暮らしていたが、別世界の元のサイモン(アイスキング)の遺体から奪った氷の王冠の力を得てフィンがアイスキングとなった。
余談だが日本語吹き替えを担当した朴璐美は「鋼の錬金術師」の主人公で片腕が義手の「エドワード・エルリック」の声優であり共通している。
ファン
剣のフィンがグラスソードの呪いの苗床となり生まれた草のフィン。
己の正体に気づいたあとは"人の子ファン(Fern the human)"を名乗っている。
家族
ジェイク
フィンの兄。体を変形させられる黄色い犬。結婚して孫までいるが、家族は顧みずにフィンと暮らしている。醜いものを見ると「ママにそっくり」と言う。
ジャーメイン
上の兄。黄色い犬。家業を継ぎ、残された呪物を守っていた。ジェイクと違い変身、変形が出来ない上ケンカでも負けてしまうが、ジェイクが強いのは怪物の呪いのせいであった事は知らずにいた。
ジョシュア
育ての父。黄色い犬で凄腕の冒険者。怪物の呪いでジェイクを産んだ。その時の傷を隠すため帽子をかぶり始めた。
マーガレット
育ての母。黄色い犬でジョシュアと共に仕事をこなしていた。ジャーメインを産んだ。
マーティン
生みの父。金銭よりも面白いものが好きで、亡命の請負と密告を仕事にしていた。しかしフィンを失ってからは投獄され金に執着するようになったことが明らかになった。
ミネルバ
生みの母。人間社会で医療を仕事にしていた。深刻な伝染病により人類が死滅しかけた際、自らを電子化し社会管理モジュールの一部になり人類を救った。
怪物
体を変形させられる黒い怪物。ジョシュアに寄生しジェイクを産ませた。「魔法の犬」とも呼ばれるジェイクの力はこの怪物が元となっている。
ストーム
フィンのDNAから作られた生命体。人の心を読みサイコキネシスを操るゴリアドを永遠に封じ込むために生み出された。