概要
アイス王国の国王・統治者…と言っても国民というか生き物らしい生き物は
ペンギンしかおらず、1人と数匹で(若干ナメられながら)一緒に氷の山に築いた城に暮らしている。
独身のため結婚相手を探しており、そのために近隣地域から
プリンセスたちを誘拐しては求婚するという行為を働いていた。
本編では「ガキには興味がない」と発言しているがカートゥンネットワークの
コラボキャンペーンでは幼稚園児を誘拐して結婚を迫った事もある。
初期エピソードでは悪事を働く→フィンとジェイクにやっつけられるというお約束的な
ポジションで登場するが、後に彼自身の人間性やバックストーリーが語られた。
性格は短気でわがまま、気分屋。狂気に取り憑かれており自分の置かれている
状況を把握していなかったり、自分で言っていた事を次の瞬間には忘れていたりと
およそまともな人物ではないが、これには後述する彼自身の出自が深く絡んでいる。
根っからの悪人というわけではなく、鬱陶しい性格ながらも意外と良い所があったり
音楽・芸術的な才能に長ける面があったりもする。
作中で『アドベンチャータイム』本編の男女逆転並行世界モノのような小説を執筆しており、
現実で会う方法を真剣に探している。
過去
現在でこそウー大陸いちのお騒がせジジイと化しているアイスキングだが、
元々こういう性格だったわけではなく元々はごく普通の人間「サイモン・ペトリコフ」だった。
古代の遺物や時限理論に非常に明るい男だったサイモンにはベティという名の婚約者もおり、
二人で共同研究しながら幸せに暮らしていたが、ある時不思議な力を持つ王冠(後述)を手にする。
この王冠は身につけたものに氷の魔力を与えるアーティファクトだったが、
その代償として徐々に精神を蝕み、周囲の人間を傷つけてしまう事を恐れた彼は
婚約者の元を去り1人で放浪するようになる。
1000年前、1人で荒廃した世界を放浪している最中に出会った少女「マーシー」を保護し、
2人で行動するようになるが、ゾンビのようになった生物に囲まれた際に
彼女を救うべくその代償を承知で再び王冠を被ってしまう。
結果、彼の精神は完全に侵食され現在のアイスキングとなってしまった。
この出来事以来、記憶を失いアイスキングとして生き続けていたが、
後にベラ・ノーチェに魔法の力を奪われた際には一時的にサイモンの姿に戻る事ができた。
王冠
この王冠の正体はサイモンの時代よりもはるか昔、魔導師エバーグリーンが作った「願いを叶える装置」だった。
ある時彼に憧れるトカゲの少年「ガンター」が弟子入りする事になるが、
師の尊大さと力に憧れを抱いていたガンターが成り行きでこの王冠を被ると
王冠は歪んだ形で願いを叶え、本当に「エバーグリーンのように尊大な魔法使い」に変えてしまう。
以後、この王冠はガンターの残留思念が宿る呪いのアイテムとなり、被る者に
氷の魔力を与えるが同時に精神を蝕むようになる。
周辺人物
ガンター
アイスキングといつも共にいるペンギン。かまってくれないアイスキングにいつもやきもきしている。猫を産んだ。アイスキング自身は他のペンギンや他人をガンターと呼ぶ事もある。
ネプター
フィンがジェイクへの仕返しのいたずらのために作ったガラクタ。ガタガタに動いたがアイスキングが命を吹き込んだ。ネプターはアイスキングを父親として慕っているが、フィン側に付いた。それ以降はアイスキングはネプターのことを気にしなくなった。
モンスターワイフ
様々なプリンセスの肉体を切り取りつなぎ合わせて作った合成生物。アイスキングの事を心から愛していたが、自身の醜い姿と出自を知り絶望、最期は自らの意思で各パーツを全てのプリンセスへと返して悲しき生涯に幕を閉じた。
フィオナ
アイスキングの同人小説の主人公。フィンを女体化したキャラクターでありアイスキングの事を愛している。
マーセリン
幼い頃、サイモンと共に過ごした。アイスキングと化しても愛している。
ベティ
マッシュルーム戦争以前のサイモンのパートナー。意識を取り戻したサイモンが時の扉を開きウー大陸へ呼び寄せた。サイモンを愛している。
アブラカダニエル
虹を操る魔法使い。優男で創作ダンスが趣味。フィンの紹介で親友となった。
アージェンス・エバーグリーン
氷の元素をつかさどる魔法使い。氷の彗星の衝突を防ぐため願いをかなえる王冠を作った。尊大で独断的な性格。
トカゲのガンター
エバーグリーンに洗脳されを父と信じ込んでいるトカゲ。ジェイクのような猫(?)のニーナを飼っている。王冠の人格。