概要
ロシア系のアイヌ族。アシリパの父親と一緒にロシアから北海道に移住してきた為、アシリパとは家族ぐるみの付き合いである。アイネ装束と濃いヒゲがトレードマーク。
日露戦争帰りの元工兵であり、火薬の扱いに長けている。好物は魚。
小さい頃から馬に乗っていた為、ある時に競馬に出場する事になった際にも優勝できるほどの馬術を持つ。それほどの馬好き故に馬肉は絶対に口にしない。(知らずに口にした際は吐き出した)
網走監獄から脱走した刺青の囚人の事を知っており、成り行きから杉元佐一一派に加わる事になる。だが、まだ何か秘密を隠していると杉元は睨んでおり、頼もしいが謎の多い人物。
なお、既婚者であり、妻と二人の子供がいる。
作中での活躍
魚を獲る為川を訪れた杉元達よりも先に、川でイトウを獲っていた。偶然の再会かと思われたが、彼はアシリパにある事を伝える為にわざわざ集落で待っていた。
名前について
アイヌ語で「キロ=ちから」、「ランケ=下す」という意味で、キロランケとは「下半身が力強い」という意味となる。これはアイヌ語を監修している中川氏の命名。