概要
「修羅化身グランシャリオ」
特殊警察イェーガーズのメンバーであるウェイブの使用する帝具。タツミおよびブラートの帝具・インクルシオの後継機。メインカラーは黒と青。インクルシオの様相を残しつつも、機械や水棲生物のような雰囲気をまとった形状の鎧型帝具。背面にはインクルシオのマントに対し、青く半透明なバリアのようなパーツが浮いている。インクルシオと同じく、身体能力を強化するような描写が見られる。インクルシオの透明化のような「奥の手」はないものの、ウェイブ自身の戦闘能力の高さもあり、近接戦闘において無類の強さを発揮する。また鎧の装甲には隙間がなく、アカメの村雨が通じないなど、防御力も高い。ただし一部分に全ての攻撃を集中されると破壊されたり、あまりに強力な打撃は鎧の内部のウェイブ自身が耐えられないなど、弱点が無いわけではない。(破壊された部分は次の戦闘時には修復されており、これは修理したというより、インクルシオと同じく素材の危険種が形状を変化させつつも生きているからだと思われる。)
帝具使用時には「グランフリューゲル」というライダーキックのような蹴り技を必殺技として用いている。
尚、アニメ版ではインクルシオの専用の槍ノインテーターの色違いの専用武器を使用する場面があるが、本編中ではそういった描写は見られない。
本編終盤において(※ネタバレ注意)
また本編終盤において、本編中唯一2つの帝具の同時使用に用いられた帝具である。もうひとつの帝具はランの使用していた「万里飛翔マスティマ」。アカメとの決着をつけようとするクロメのもとに向かおうとするウェイブの前に立ちはだかった、進化したインクルシオをまとったタツミに対抗するために、そばに倒れていたランの遺体とマスティマを見てウェイブが使用を決断した。使用時には背面のバリアのようなパーツがなくなり、代わりにマスティマが背面に浮かび、高速での飛行が可能になった。またこれは、「グランフリューゲル」にさらに勢いをつけ威力を増した「グランフォールフリューゲル」という強化技を可能にした。その威力は凄まじく、最終決戦時、街を破壊していた巨大な至高の帝具シコウテイザーの体勢を崩し、進化したインクルシオをまとったタツミと協力して、シコウテイザーを街の郊外に吹き飛ばすほど。しかし体への負荷は相当なものらしく、使用後解除すればしばらく戦闘不能になってしまう。ウェイブはシコウテイザーの戦闘後、クロメを逃がすためにそのまま使用を強行。結果臓器の一つに回復不可能な後遺症を抱えている。