「グランシャリオォォォォォ！！！」
概要
「修羅化身グランシャリオ」
特殊警察イェーガーズのメンバーであるウェイブの使用する帝具。
タツミおよびブラートの帝具・インクルシオの後継機。インクルシオと同じく、普段は大剣の形状をした「鍵」と呼ばれる武器が使用者の手元にあり、上記のセリフのように名を叫びながら鍵を地面に突き立てることで、メイン画像の鎧を召喚し身に纏うことができる。
その際、使用者の背後には素材となった超級危険種の姿がオーラのように現れ、瞳にはその危険種の眼球と同じ十文字の光が浮かび上がる。この光は帝具使用中は常に眼に現れている。
因みに、鍵の状態でも普通の武器として使用でき、並の剣を上回る切れ味を誇る。
形状
「鍵」に関するインクルシオと違う点は、インクルシオの鍵が白銀色の両刃の剣であるのに対し、グランシャリオの鍵は青い柄に黒の刃の青竜刀風の片刃の剣である。またタツミはインクルシオの装着時、片手で鍵を突き立てるが、ウェイブはグランシャリオの鍵を右手で持ち左手を添えて突き立てる。
メインカラーは黒と青。インクルシオの様相を残しつつも、機械や水棲生物のような雰囲気をまとった形状の鎧型帝具。背面にはインクルシオのマントに対し、青く半透明なバリアのようなパーツが浮いている。
性能
攻防一体を体現した近接格闘主体の帝具。「鎧型」とされるが、性能的には「パワードスーツ」に近い。
背面のパーツにはブースター的機能があるらしく、機動力の補助に使われる。またインクルシオと同じく、身体能力を強化するような描写が見られる。しかし基本性能は後期型のグランシャリオが上回っており、安定している。強力な打撃を繰り出す際には、インクルシオと同じく十文字の光のエフェクトが迸る。
素材に関しては、大部分が超級危険種であるインクルシオと比べると、鉱石が比較的多く使われている模様。その影響か、インクルシオの透明化のような「奥の手」はないものの、ウェイブ自身の戦闘能力の高さもあり、近接戦闘において無類の強さを発揮する。
素材の違いにより、インクルシオとタツミのように使用者の肉体を侵食する描写は見られない。また鎧の装甲には隙間がなく、アカメの村雨が通じないなど、防御力も高い。
ただし一部分に全ての攻撃を集中されると破壊されたり、あまりに強力な打撃は鎧の内部のウェイブ自身が耐えられないなど、弱点が無いわけではない。(破壊された部分は次の戦闘時には修復されており、これは修理したというより、インクルシオと同じく素材の危険種が形状を変化させつつも生きているからだと思われる。)
尚、アニメ版ではインクルシオの槍・ノインテーターの色違いの武器を使用する場面があるが、本編中ではそういった描写は見られない。
本編終盤において(※ネタバレ注意)
また本編終盤において、本編中唯一2つの帝具の同時使用に用いられた帝具である。
もうひとつの帝具はランの使用していた「万里飛翔マスティマ」。アカメとの決着をつけようとするクロメのもとに向かおうとするウェイブの前に立ちはだかった、進化したインクルシオを纏ったタツミに対抗するために、そばに倒れていたランの遺体とマスティマを見てウェイブが使用を決断した。
使用時には背面のバリアのようなパーツがなくなり、代わりにマスティマの翼(ランの使用時は白い色だったのに対し、ウェイブ使用時には黒と紺色になっている)が背面に浮かび、高速での飛行が可能になった。
これは蹴り技・「グランフォール」に、さらに勢いをつけ威力を増した強化技・「グランフォールフリューゲル」を可能にする。その威力は凄まじく、進化したインクルシオを纏い、ノインテーターも使用したタツミの一撃と拮抗するほど。
また最終決戦時、苦しむ民を見捨てられなかったウェイブはクロメに後押しされ、帝都に駆け付けタツミと協力。再び帝具同時使用を行った。
街を破壊していた巨大な至高の帝具・シコウテイザーの体勢を「グランフォールフリューゲル」により崩し、攻撃を妨害。更に翼から大量の羽を射出することで、インクルシオにはなかった多方向からの同時遠距離攻撃を可能にし、タツミをサポートした。その後更に進化したインクルシオを纏ったタツミと同時攻撃を行い、シコウテイザーを街の郊外に吹き飛ばした。
体への負荷は相当なものらしく、使用後解除すれば全身に激痛が走り、しばらく戦闘不能になってしまう。ウェイブはシコウテイザーとの戦闘後、クロメを逃がすためにそのまま使用を強行。短期間のうちに長時間かつ複数回使用した結果、臓器の一つに回復不可能な後遺症を抱えている。
本編後の番外編では使用している描写はない。
関連タグ
仮面ライダー：デザインも技も酷似している。
