高槻よしのとは、放浪息子の主人公。
CV:瀬戸麻沙美
概要
男の子になりたい女の子で、修一の友人。連載開始時は小学5年生で修一と同学年。家族構成は父、母、姉、兄の5人家族。3人兄妹の末っ子で次女。
ハンサムな女の子で背が高いため、女子からは「高槻くん」と呼ばれている。転入してきた修一が隣の席になり、最初に仲良くなった同級生である。修一が女の子になりたい男の子だと気付き、男装して女装した修一と倒錯的なデートを繰り返すようになる。小学6年生、中学1年生時も修一と同じクラスになる。中学2年生では別のクラスになったが、3年生では再び同じクラスになる。中学校に入ってからは千鶴に誘われたこともあり、女子バスケット部に所属している。男子からからかわれることの多い修一や、クラスの中で孤立しているさおりを庇うことが多いが、修一を好きなさおりからは、よしのを嫌悪する言葉を投げかけられてしまう。
「かわいい格好」をさせたがる母や、宝塚歌劇団に入って欲しいという父に対して複雑な感情を抱いている。小学生時代は、普段から男の子のような格好をしており、スカートを履くのが嫌いだった。中学では男装をする勇気がなくスカートを履いて登校していたが、千鶴が男子の制服を着てきたことに刺激されて、学ラン登校に踏み切ったことがある。
同年代の男の子に嫌悪感と対抗意識が入り交じった感情を持っており、女の子の友達が多い。生理や胸の膨らみなど、成長して女らしくなっていく自分に悩み、女である自身を受け入れられずにいる。女装した修一との初デート時に初潮を迎え、その際には修一に助けてもらった。
負けん気は強いが、根はナイーブかつ優柔不断な性格で、くじけやすい。小学生時代には男子の集団相手に一歩も引かない強い意志を露にすることもあったが、成長するにつれ弱気なふるまいを見せることが多くなる。
いわゆるボク少女ではなく、「私」という一人称を気に入って使っている。よしのが成長するにつれ、周囲から魅力的な美少女と見られるようになり、男子からは何度も告白されているが、それをどう受け止めるべきか悩む。周囲の同級生たちが恋愛を経験しているのに、自身には初恋すらないことに複雑な感情を抱いていたのだが、中学3年生になってから自身の進路相談を担任の兼田先生にするうちに兼田先生に対して淡い恋愛感情を抱くようになってくる。兼田先生にナプキンを購入するところを見られて恥ずかしがったり、修一と一緒にいるところをデートと勘違いされた際に必死に否定するなど、初めての感情に戸惑いを隠せない。