※この記事には、劇場版仮面ライダーアマゾンズ 最後の審判のネタバレが含まれています。閲覧にはご注意ください。
「私達は、幸せを運ぶ天使なんです」
演/国府田聖那
概要
劇場版仮面ライダーアマゾンズ 最後ノ審判の登場人物の1人であり、養護施設「切子聖園」で生活している少女。
森で食料となる野草を採取していた際、4Cの攻撃から逃れて湖畔で倒れていた水澤悠と美月を仲間たちと共に発見し、2人を介抱する為に施設へと連れ帰り手当てを施す。
以下、ネタバレ注意!
「自分のために生きるのは、醜くて、おぞましいことです」
彼女の正体は、新たに生み出されたアマゾンの一種・リスアマゾン。(恐らくだが)橘雄悟がシーズン2の最終回で仄めかしていた新規のアマゾンプロジェクトの一環で生み出された、人間に食される事のみを目的に生み出された存在である。
なお、ムクという名前は彼女の製造番号である“69”から取られており、その名前には“無垢”という意味も含まれているのかもしれない。
いずれ自分が人間に食されるという運命を知ってはいるが、(生まれた頃からそのように教育されている為なのか)その運命に対して何の疑問も抱いておらず、むしろ誰かの為に自身の命を捧げ、命を繋ぐことに貢献できるとしてその事に誇りを持っており、殺されるのが嫌で施設から脱走する行為や、食人本能に飲み込まれただの人食いの怪物となり果ててしまうことを汚らわしい行為として忌み嫌っている。
その為、当初は施設の実態を知った悠の説得を聞いても、彼の自分の為に生きるという行為自体が理解できず、逆に彼の考えに疑問を持つ始末であった。
人食いの怪物となる行為を否定している事はとにもかく、誰かの為に己を犠牲にする事だけに生きているというその思想はある意味で美徳とも捉える事が出来なくはないが、逆に言うと彼女が生きている目的自体は、生物として誰しもが持っている生への執着が全くなく、ただ誰かに食べられるだけに存在するという哀しい存在とも捉える事が出来る。
そんな彼女であったが、悠に出会った事を切っ掛けに徐々にその考えに変化が生じて行く事になるとは、その時はまだ誰も知る由は無かった………。
関連タグ
月の兎→彼女のイメージソースになっているかもしれない。