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ムク(仮面ライダーアマゾンズ)の編集履歴

2018-06-19 21:48:46 バージョン

ムク(仮面ライダーアマゾンズ)

むく

劇場版仮面ライダーアマゾンズ 最後ノ審判に登場する少女。

※この記事には、劇場版仮面ライダーアマゾンズ 最後の審判のネタバレが含まれています。閲覧にはご注意ください。

































「私達は、幸せを運ぶ天使なんです」


演/国府田聖那

概要

劇場版仮面ライダーアマゾンズ 最後ノ審判の登場人物の1人であり、養護施設「切子聖園」で生活している少女。


森で食料となる野草を採取していた際、4Cの攻撃から逃れて湖畔で倒れていた水澤悠美月を仲間たちと共に発見し、2人を介抱する為に施設へと連れ帰り手当てを施す。



























以下、ネタバレ注意!






















「自分のために生きるのは、醜くて、おぞましいことです」


彼女の正体は、新たに生み出されたアマゾンの一種・リスアマゾン。(恐らくだが)橘雄悟がシーズン2の最終回で仄めかしていた新規のアマゾンプロジェクトの一環で生み出された、人間に食される事のみを目的に生み出された存在である。

なお、ムクという名前は彼女の製造番号である“69”から取られており、その名前には“無垢”という意味も含まれているのかもしれない。


いずれ自分が人間に食されるという運命を知ってはいるが、(生まれた頃からそのように教育されている為なのか)その運命に対して何の疑問も抱いておらず、むしろ誰かの為に自身の命を捧げ、命を繋ぐことに貢献できるとしてその事に誇りを持っており、殺されるのが嫌で施設から脱走する行為や、食人本能に飲み込まれただの人食いの怪物となり果ててしまうことを汚らわしい行為として忌み嫌っている。


その為、当初は施設の実態を知った悠の説得を聞いても、彼の自分の為に生きるという行為自体が理解できず、逆に彼の考えに疑問を持つ始末であった。


人食いの怪物となる行為を否定している事はとにもかく、誰かの為に己を犠牲にする事だけに生きているというその思想はある意味で美徳とも捉える事が出来なくはないが、逆に言うと彼女が生きている目的自体は、生物として誰しもが持っている生への執着が全くなく、ただ誰かに食べられるだけに存在するという哀しい存在とも捉える事が出来る。


そんな彼女であったが、悠に出会った事を切っ掛けに徐々にその考えに変化が生じて行く事になるとは、その時はまだ誰も知る由は無かった………。


関連タグ

最後ノ審判

月の兎→彼女のイメージソースになっているかもしれない。

ミノア


以下、更なるネタバレに付き閲覧注意‼























「新しい家族」として彼女が迎え入れられた日、彼女が垣間見たのは自身の理想とは全くかけ離れた現実(レストランの調理場へと連れて行かれる間に出会った客の2人の老人たちの彼女を見る目や言い放った言葉、そして彼女と同じ日にその2人に「新しい家族」に迎えられたゴロウの味が不味かったという理由でほとんど食べ残されゴミとして処理される姿)を知り、誰かの命を繋ぐために自身の命を捧げる相手の醜悪さや傲慢さを知り、無下に自分の命が奪われると感じた彼女は生まれて初めて死の恐怖を抱いき自、分を解体しようとする料理人に対して必死の抵抗を試みる。


そして彼女を助ける為にレストランへと駆けつけた悠が垣間見たものは惨殺された店の従業員や、彼女を「新しい家族」と迎え入れた張本人であり、橘の度重なる説得の末にアマゾン牧場の視察にやって来た有力政治家・佐古島晋作の死体と血まみれになり、(正当防衛とは言え)死への恐怖から人間を殺めてしまった事に激しい後悔し泣き崩れるマユの姿であった。


泣きじゃくる彼女を悠は優しく包み込むと悠は「誰かのためではなく、自分のために生きてても良いという」と優しく語り掛ける。その言葉に胸を打たれ、初めて自分のために生きるという事を理解した彼女は未だ施設に残るほかの仲間たちの説得の為に悠と共に“切子聖園”へと乗り込むが……。




そんな彼女の姿やかの女性の言葉に心動かされた他の仲間たちを見た園長の御堂英之助は計画の破綻を悟り、彼女たちを失敗作と見なし処分という名の大虐殺を開始。


悠=仮面ライダーアマゾンオメガが仲間を逃がすために英之助=アマゾンネオアルファと戦っている最中に逃げ遅れたハイチを護るため、圧倒的な戦力差があるのにも拘らず果敢にアマゾンネオアルファに挑みかかるもほとんど抵抗できないままにスイープソーで滅多切りにされ(このシーンは人によってはある意味トラウマものである。)瀕死の重傷を負ってしまう。


自分の死期を悟った彼女は、仲間を護るために戦場へと向かう悠の力になりたいと彼に自身の命を捧げ彼の力となることを望む。最初はその事に悠は抵抗するが彼女の強い気持ちと遺言を汲んだ悠は彼女の望みを受け入れ、最後の決戦へと向かう事となる。

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