概要
『ベヨネッタ』などで知られるプラチナゲームズ(旧クローバースタジオ)開発のWii専用アクションゲーム。国内ではスパイク、海外ではセガからそれぞれ発売された。
「明るい暴力」がコンセプトで過激な描写を多く含むため、Wii用ソフトとしては唯一無二のCEROレーティングZ区分作品。
海外主眼で開発していた作品のため日本発売は難しいとされていたが、スパイクがセガに日本発売を提案し、設定に若干の変更を加えた上でスパイクから発売されることとなった。ゲーム内容については海外版と相違無いと言ってもいい。
人物、背景などは全て白黒で描かれ、色は効果音の黄色、血の色をあらわす赤、後半の宇宙人の血である青のみという、独特なグラフィックが特徴。まさに動くコミックである。
『マックスアナーキー』にも今作の登場人物が多数登場しているが、設定的には関係のないパラレルワールドである。
ストーリー
ジェファーソン島がテロリストに占拠され、あらゆる交通手段が爆破される。事態を重く見た政府はテロリストに攻撃を行うもことごとく撃沈。事態は悪化する一方だった。
テロリスト達はこの島で「デスウォッチ」ゲームの開催を宣言し、島内の市民には殺し合いを行ってもらい、反抗する者にはウイルスで殺害するよう仕向ける。
それから3日後、外部から一切遮断されたジェファーソン島に、チェーンソーを装備した義手を持つ男が降り立つ。
登場人物
JACK(ジャック)
本編の主人公。閉鎖されたジェファーソン島に突如現れた謎の男。殺戮ゲーム「デスウォッチ」に参加し、次々とランキングを駆け上がっていく。
右腕は義手で、中にチェーンソーが仕込まれており、それを武器に他のゲームの参加者(日本版ではミュータント)を次々に殺戮していく。
なおチェーンソーの義手は彼固有のものではなく、説明書によればデスウォッチゲームで人気の装備らしい。実際、本編でも同じ装備を持つ敵が登場する。
Agent ⅩⅢ(エージェント・サーティーン)
デスウォッチ・ゲームの13番目のスポンサーの代理人。
自身の提供している選手がゲーム中に死亡してしまい、新たな選手を選抜していたところでジャックに出会い、その戦闘スキルの高さを見込んで彼と選手契約を結ぶ。
ゲーム中にアイテムを支給するなどの補助を行う。
Amala(アマラ)
ジャックが、ⅩⅢとは別に秘密裏に連絡を取り合う黒人の女性。
デスウォッチの関係者には結構辛辣な言葉を漏らす。
The Black Baron(ブラック・バロン)
ゲーム中のミニゲーム「ブラッドバス・チャレンジ」のMC。綺羅びやかなPIMPファッションの黒人男性。歯には「DEATH WATCH」とタトゥーが彫られている。
下品な言葉を撒き散らしながらチャレンジのルール説明をするが、説明後にアシスタントのマチルダに毎度のように殺害される。しかし次のゲームでは何事もなかったかのように生きているなど、謎の多い人物。
Matilda(マチルダ)
バロンのアシスタント。トゲ付きのボンテージ衣装を着た女性。
無口で作中一度もセリフらしいセリフを喋ることがない。毎度説明の終わったバロンを使って、チャレンジ用の装置の実践を行う。
関連タグ
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