小田原キントキ
おだわらきんとき
CV:北沢洋
概要
新幹線超進化研究所東日本指令室に所属する整備士のひとり。主要スタッフの中で最年長かつ最古参の老人で、ヒビキやシノブよりも背が低く一番の小柄。整備全般の腕をホクトと出水に買われて入所した過去を持つ。
傍目から見れば口が悪くて頑固者で、イチゴ鼻の悪人面だが機械の知識と整備の腕はたしかなものの、現在は山口ナガト達に整備全般を任せ、自身は戦闘で破損、交換し集めた大量の屑鉄パーツが積まれた専用の一室で磨く作業のみ従事する。本庄ら若いオペレーター陣でも出会えば叱られるらしい。
鹵確したレイルローダーが再生し付近にいた為に逃げ惑い、E5で撃退後は試運転を終えたハヤトを労っている。
9話で超進化研究所の職員全員で親睦を深める目的で岩手の温泉旅行へ同行。ナガトら整備班と焼き鳥を摘まんで宴会していが、隅で寝て居た為に行動は不明のまま。
OPにも1カット登場しているが、シンカリオン運転士達とは未だに深く関わっていなかった。しかし、11話に於いて戦闘でイカれたギアの磨り減り具合やサスペンションの傷を見ただけで彼らの癖を見抜いている。アキタはフミキリガンに頼りすぎて銃身を駄目にする奴、ツラヌキを操縦が雑で駆動系をパワーばかりに頼る、ハヤトを毎回の戦闘でE5のボディをボロ雑巾にすると正鵠を突いた。自身の操縦を高める為に作業場へ赴き事情を説明されて彼から出されたのはジャンクパーツを全部磨きあげる事だった。
単純作業だけで根をあげて去る二人を他所に黙々と作業を続けるハヤトの姿に若い頃のホクトと出水を重ね、磨きあげたパーツも丁寧だったのもあり、その頃の昔話を語り、長年の経験と勘を頼りにジャンクパーツの使える部分を取り出す技も見せ、見方を変えればまだ使えるものもあるとも述べた。
怪物体プログレスクリーナーの特性は解ったものの、特殊攻撃になす術が無いハヤトはキントキに助力を頼み込む。指令室に連れてこられた上で先刻言った台詞で返された事で承諾。サーモグラフィーや解析図を見ず、既に吸い上げられたシャリンドリルの残骸とグランクロスのエネルギー粒子を混ぜ合わせたモノを許容量を超えさせての内部破壊を提示。途中E3の助太刀もあり此を撃破。帰投後「老いぼれにもまだ使い道がある」と言って世代を越えた繋がりを感じさせた様である。
24話では極小怪物体のデヴィリッシュ・セルラーが研究所内に侵入した一報を整備班と共に聞きつけ、ナガトの後頭部に乗って自作のバルカン砲を両手に構え捉えようとした(実弾ではなく粘着性の弾と推測する)。ハヤトの策に乗じて携帯入力にも参加しているが、アナログと言えるガラケーではなくスマホで対応していた。
名前の由来は、苗字は神奈川県の小田原駅、名前は小田急電鉄がかつて新宿駅-箱根湯本駅間を結ぶ特急列車で使用していた列車名きんときからと思われる。