龍炎寺タスク
りゅうえんじたすく
概要
CV:斉藤壮馬
中学1年生でありながら「バディポリス」に所属しており、巷では少年バディポリスとして注目されるバディファイター。その実力も高く、「彼から逃れられた犯罪バディファイターは誰一人存在しない」と評されるほど。
天涯孤独の身であり(後述)、バディのジャックナイフ・ドラゴンとは唯一の家族として固い絆で結ばれている。
牙王が手にしたバディレア「ドラムバンカー・ドラゴン」の反応をイリーガルモンスターと誤認し急行したことをきっかけに牙王と知己となり、その場でティーチングを兼ねたファイトを展開。以降、お互いにその実力を認め合うライバルとなり、その証として牙王に必殺技カード「ガルガンチュア・パニッシャー!!」を譲る。
正義感の強い誠実な好青年だが、「早く大人になりたい」という気持ちが強く見られる。
一種のヒーロー・シンドロームに陥っている節があり、自分の失敗を許さず、ときには自身の判断だけで捨て身の行動に出てしまうことも多く、その結果、バディポリスの大人達に迷惑をかけてしまい、後々問題を引き起こしてしまう事もあった。
上官のコマンダーIからは隊員として信頼される一方で「もっと十代を楽しむべき」だと心配されている。
使用デッキ
集え!竜の軍団!ドラゴニックフォース、ルミナイズ!
デッキ名「ドラゴニック・フォース」
タスクが劇中で一番最初に使用するデッキであり、牙王同様「武装騎竜」中心のドラゴンワールドのデッキ。バディであるジャックナイフ・ドラゴンを自在に強化させる戦法を得意とする。
血盟は今果たされる。集え!絶望の軍団!ダークルミナイズ!断罪、煉獄騎士団
デッキ名「断罪 煉獄騎士団」
煉獄騎士として活動していた頃に使用していたデッキで、バディのディミオスソード・ドラゴンを主軸とした「煉獄騎士団」を使用するダークネスドラゴンワールドのデッキ。
自身のモンスターを破壊することで連続攻撃を可能とするディミオスを主な戦力としており、今やバディファイト様々なワールドで使用できるようになった四回以上の連続攻撃の先駆け的なデッキ。
集え!未来の精鋭よ!レディアント・レボリューション、ルミナイズ!
デッキ名「レディアント・レボリューション」
バディファイト100にて、デュミナスの試練を突破したことで入手した新ワールドスタードラゴンワールドのデッキ。新能力『星合体』(クロスナイズ)を用いてスターガーディアンへと進化したジャックを強化していく戦法を用いるデッキ。
これ以降はスタードラゴンワールドを主な戦力としていく。
きらめけ!星を纏いし未来の竜!ルミナイズ、クロスドラグナー!
デッキ名「クロスドラグナー」
バディファイトDDDにてタスクの使用するスタードラゴンワールドのデッキ。
基本的な戦法はレディアント・レボリューションと同じだが、新たなカード『フューチャーフォース正義の型』を搭載し、より攻撃性能に強化がかかっている。
輝け!天に昇りし星の竜!ルミナイズ、シャイニングドラグナー!
デッキ名「シャイニングドラグナー」
バディファイトXでタスクが使用するスタードラゴンワールドのデッキでバディが『逆天』の力を得た『逆天星竜ジャックナイフ』へと進化。
タスクの高い実力も相まって強力な逆天の力を巧みに操る非常に強力なデッキとなっている。
今一度集え!解き放たれし、煉獄の騎士達!ルミナイズ、新生煉獄騎士団
デッキ名「新生煉獄騎士団」
バディファイトXオールスターファイトにて使用したダークネスドラゴンワールドのデッキ。
臥炎キョウヤの申し出(脅迫)で使用したデッキでバディは煉獄騎士団の解放者オルコスソード・ドラゴン。
新生煉獄騎士団を主軸とし、破壊することで再攻撃可能となるオルコスソードを中心に破壊をトリガーとして発動する様々な能力で補助を行うデッキ。
集え!未来を切り開く、龍の軍団!ルミナイズ!ドラゴニック・クロニクル!
デッキ名「ドラゴニック・クロニクル」
バディファイトXオールスターファイトで行われるGGGカップ決勝の未門牙王戦にて使用したスタードラゴンワールドのデッキ。
ゴルドリッターの進化形態『ジャックナイフ・グランテーゼ』を用いて戦う。
過去
4年前の大災害(詳細は不明)で、一人岩山を3日間さまよった経験がある。その時にタスクは自分が社会や大人から守られていたことを痛感し、守られる側から早く大人になって「人を助けたい」と願うようになった。
タスクが岩山をさまよっていると、空から輝くバディレアカードが降ってきた。これがジャックナイフ・ドラゴンとの出会いであり、ジャックはタスクの望みを手助けするため、ずっと一緒にいることを誓っている。
来歴
バディポリス時代
当初こそバディポリスとしての活躍をしていたが、21話にてジャックを失う事を恐れた結果、無許可でフューチャー・フォースを使用してしまい、内部調査官の祠堂末六や野針誠一に責任を問われ、1ヶ月の間、バディカードの使用を禁止される。
その後、戦国学園の一件で再びフューチャー・フォースを無断使用した結果、末六と野針によって自身だけでなくバディポリスの司令部そのものが追及されてしまう最悪な事態を招いてしまい、コマンダーIは司令官を解任され、自らもバディポリスの資格を剥奪されてしまった。
新たに司令官に着任した野針やその補佐である末六は、バディモンスターを狩るクリミナルファイターである「死神」に関する報告を事ある毎に無視し、何も出来ない自身に苛立ちを見せた如月斬夜から「バディポリスで無ければ正義を貫けないのか!?」と指摘された結果、バディポリスからの脱走を決意する。
牙王と共にディザスターのいる本拠地へ向かい、幹部である祠堂孫六と山崎ダビデの二人と対決するも、キョウヤが渡した自身のデッキに仕込まれていたカードの力の誘惑に勝てず、それを使用する形で勝利する。しかしその後、キョウヤとそのバディモンスターであるアジ・ダハーカに完全敗北してしまい、そのまま行方不明となってしまった。
ディザスター時代
ディザスターとの激戦からしばらくして、臥炎財閥によって相棒学園が半ば乗っ取られ、臥炎カップが開催される事になったのだが、キョウヤからディザスターがダークネス・ドラゴン・ワールドのモンスターの侵攻を止めようとしていると聞かされ、更に野針に乗っ取られ何も出来なくなったバディポリスの大人達に不信感を募らせていたタスクは、一方的に見切りをつけるだけでなく、より強い力を求めてディザスターの一人・煉獄騎士となってしまう。
また、ジャックとのバディまで一方的に解消し、新たにディミオスソード・ドラゴンをバディとしている。
もっとも、バディポリスの乗っ取りの引き金は他ならぬ「自分自身」である事をタスクは忘れてしまっている(フューチャー・フォースを使用した場面は全て使わざるを得ない状況ではあったが)様であり、何だかんだでタスクはまだ責任感の欠けた子供である事を証明している。
また、バディポリスを乗っ取った野針に手を貸したのが、自らが軍門に下ったキョウヤ自身で、しかも自身をディザスターに引き入れる為の罠であった事や、ディザスターの本当の目的がダークネス・ドラゴン・ワールドのモンスターを使って世界を滅ぼそうとしている事も、全然気付いていなかった様である。
新たに習得した「ディストーション・パニッシャー」によって虎堂ノボルを圧倒。正体を知り自らの元に現れた牙王や花薔薇エルフに捕らわれキリに救出されていたジャックの言葉にも耳を貸そうとせず、家族の存在であるジャックの存在が自身の「弱点」であると突き放してしまう。
しかし、臥炎カップの決勝戦最終試合の最中にて、ダークネス・ドラゴン・ワールドのモンスターが襲撃。タスクはディザスター・フォースで撃退しようとするも、予め自身のダーク・コア・デッキにはキョウヤと花薔薇によって細工が仕組まれていた事で失敗。牙王がフューチャー・フォースでモンスターを撃退する事になった。
その後、牙王に協力し彼のデッキに入っていたジャックと対峙。自らの行いが本当は「過ち」である事に気付いていた事実や、それを受け入れられずにいた自身の弱さを見抜かれ、躍起になってジャックを倒そうとするも、プレイミスをしてしまった上に、キョウヤの命令を受けて横槍を入れてきたソフィア・サハロフの攻撃を妨害し、フューチャーフォースを発動させて自らダーク・コア・デッキの力を捨て去る。その直後、牙王の召喚したジャックナイフ・サンダーストームの攻撃を受け、敗北。これによって、実質上ディザスターから脱退する事になった。
ディザスター脱退後
煉獄騎士のコアガジェットの影響で意識不明になった後、病院に搬送され事情聴取を受けるが、それでも自身の犯した過ちを受け入れずにいた。しかし、牙王にカードを届けられ、SD化した姿で現れたジャックに、「過ちを認める勇気」を諭されたタスクは、ようやく自身が過ちを犯してしまった事を受け入れられる様になり、泣きながらジャックと和解。彼とのバディの絆を取り戻す事になった。
バディファイト100
自分自身を鍛えなおすために、ドラゴンワールドへ向かい修行に励む。そこでデュナミスが与えた試練「自身が最も忌み嫌う存在(過去の自分=煉獄騎士)」に打ち勝ったことで、デッキがスタードラゴンワールドのものへと進化した。帰還後はバディポリスユースの隊長に任命された。
デッキがスタードラゴンワールドに進化してからは、ファイト時の衣装も変化。奈々菜パル子から「まるで白馬の王子様」と称されたが、本人は密かに恥ずかしがっているらしい。
バディファイトDDD
相棒学園中等部に転入。学業に専念する為にバディポリスは休職している。
バディファイトX
バディポリスの活動に専念するためワールドバディマスターズのスタードラゴンワールド枠を大宇宙カナタに譲った
能力
スカイサークル
ジャックナイフ・ドラゴンのバディスキル:「スカイサークル」
両足に緑色の円盤が表れ、自由に空を飛ぶことができる。
フューチャーフォース
龍炎寺タスクが持っている「カードの効果やアイテムを現実化する」謎の力。このフューチャーフォースの解放には本来、国際協議が必要と決められているが、強制的にこの力を開放することも可能。
また、通常モンスターはバディファイト中以外で力を使うことは出来ないが、この力を発動すると現実世界でも使えるようになる。要するに力の具現化である。
解放時にはタスクの髪が背中まで伸びる。
フューチャーフォースとディザスターフォース
タスクのフューチャーフォース、ディザスターが使用するディザスターフォースは共に「カードの効果やアイテムを現実化する」いう共通点がある。あと使用時は髪が伸びる。
フューチャーフォースは今のところ龍炎寺タスクのみが持つ能力だが、ディザスターフォースは特殊なデッキケース『ダークコア』によって力が発動するため、タスクのように使用への制限はなく、複数の人間が使うことができる。しかし、ダークコアにふさわしい力を持っていなければ、逆に取り込まれてしまうといった危険性もある。
フューチャーフォースの口上は「フューチャーフォース、(強制)解放」
ディザスターフォースの口上は「ディザスターフォース、発動」
カードを生み出す能力
タスクはピンチに陥った時、ジャックと命を1つにすることで、新たなカードを創り出している。
ガルガンチュア・パニッシャー
タスクがバディポリスになったばかりの頃、敵の策略にはまり、コアガジェットを奪われてしまったことがあった。その絶体絶命のピンチに陥った際、「ガルガンチュア・パニッシャー」のカードをタスクが生み出し、危機を突破している。ガルガンチュア・パニッシャーは世界にただ一つのカードであり、タスクのみが使用していた。その後、未門牙王とのファイトを経て、タスクに勝利した牙王にライバルの証としてカードを託すことになった。
ドラゴニック・パニッシャー
タスクとジャックが魔竜アジ・ダハーカに連れ去られ、謎の闘技場で超武装騎竜ガルバニックフェザー・ドラゴンと戦うことになるという事態が起きた。このピンチの時にも、タスクとジャックは互いの命を1つにすることで、新たな力「ドラゴニック・パニッシャー」のカードを創り出している。
煉獄騎士時代に使用した「ディストーション・パニッシャー」も同じくパニッシャーと名の付く必殺技だがこの力によるものかは不明。
コアガジェット
コアガジェット:「スターパルサー」
円形の浮遊機械で、起動すると各部が展開し中央にセットされたコアデッキケースを中心に十字の光が迸る。
通常のコアデッキケースとは違う特殊なものであるらしく、ディザスターフォースによるロウガの攻撃を防いでみせた。