CV:安崎求
概要
(原作におけるユートニウム博士)
パワーパフガールズを作った博士。3人の父親代わり。
3人をきちんと育て溺愛しつつ、さまざまな発明品を作るが、どこか、というかかなり抜けているところがある。例えば、ロボット化したブロッサムを見ても「髪切った?」で済ましてしまう。一度、シティーズヴィルという街に引っ越した際、衛生的・環境的・人心的・治安的に明らかに劣悪な環境にも関わらずえらく気に入ってしまい、ガールズを困らせた。
優秀な科学者・発明家だが、「自分は偶然や事故でしか偉大な発明ができない」と思い悩んでいた事もあった。
ガールズとは、当然だがそれぞれの付き合い方が異なるし、一見異なっているように見えても全員に平等な深い愛情を持って接している。
- 例えば、バブルスとは、一番甘えてくるものの、これまではガールズでは唯一共通の趣味がなかったこともあり、バブルスだけで孤独な時間を過ごすこともあった。また、二人きりになると長時間気まずい沈黙になったことも。バブルスは「嫌われてはいないが反りが合わない」「時々ネグレクトされる」「自分を捨てようとしているに違いない」と思ったことがあり、かなりの敵意を向けたこともあったが、後に博士がバブルスに合わせた共通の趣味を勉強している事とサプライズのために沈黙していた事が判明し、和解した。
先祖に、スティーミーパフ・ガールズの生みの親であるユウトニー博士がいる。
祖母の名前はムム。
愛を感じると巨大な蜘蛛の怪獣に (悪化するとスコーピオンキングのような姿に)変身してしまうインド人の彼女がいて、完治しないと本当の意味では一緒になれないということで、ユートニウム博士の要望とは裏腹に、彼女の願いで一時的に距離を置いている。ガールズも今までに何度も変化しており、博士はある意味化け物慣れしているのかもしれない。
- 一度、3娘が博士とキーン先生をくっつけようとしたが、猫に対する意識の違いでくっつくことはなかった。
なお、パワーパフガールズを生むきっかけとなったのは、過去にタイムスリップしたブロッサム・バブルス・バターカップがまだ子供だった博士を救った事である。この時は、後年に「どうしようもない奴だった」と述べるなど、どこか冷めた子供であった。勉強とくに科学が嫌いで、「科学者なんていうつまらないものには絶対にならない」と言っていたり、モジョ・ジョジョを見て「アンタものすっごくブサイクなバケモンだね」と言ったり、「乱暴はするな」と言ってそれに従ったジョジョにすぐさま顔面に総攻撃(噛みついたり蹴りを入れたり)していた。
キーン先生やミス・ベラムとは同級生らしいが、3娘が生まれた直後の騒動では二人と顔見知りであるような素振りは確認できなかった(しばらく会っていなかった可能性もある)。
原型となった『Whoopass Girls』での見た目が全く異なる。
関連イラスト
『パワパフZ』におけるユートニウム博士
『出ましたっ!パワパフガールズZ』においては、パワーパフガールズZの誕生に直接関与していない。「パワパフZ」の誕生は、天才息子であり彼の助手の北沢ケンが発射した、『ケミカルZ』を利用したレーザー光線から分離した『白い光』によるものである。なお、親子で苗字が異なる理由は不明。以下は、原作からの変更や追加された設定。
- 『パワパフZ』の3人とは面識がなく『赤の他人』であった。これも『生みの親』としている原作からの大きな変更点。
- 「『パワパフZ』の3人を我が娘のように思っている」のは原作の名残と思われるが、実息子の北沢ケンに対しては幼いころから甘いらしく、親バカな一面もある。
- キャラクターデザインは、原作の直線的なものから日本の研究員らしいものに変化している。