土間タイヘイ
どまたいへい
概要
土間うまるの兄であり、本作のもう一人の主人公とも言える存在。
うまるとアパート「コーポ吉田」で二人暮らしをしている。
眼鏡と三白眼、頭頂部からハネ出たアホ毛が特徴の青年。うまるほどの派手さが無いためか、外では兄妹と気付かれることは少ない。
作中で彼女の「干物妹」の本性を知る数少ない人物の一人でもある。
うまるの高校入学を機に同居生活を始めるが、甘やかしすぎたせいかどんどん我儘になる妹に頭を悩ませている。そのため厳しくしようとは思っているものの、外用フェイスで甘えられたり子供のように駄々をこねられたりと、結局押し負けて彼女の我儘に振り回されている。
ただうまるにちゃんとしてほしいと思ってはいるが、タイヘイ自身うまるの世話をすることが生きがいになっているような節がある。
普段はうまるを叱ってはいるものの実際にうまるが部屋を全く散らかさないようにした時には廃人のようになってしまった(そして「うまる…すこしは散らかしてもいいんだぞ…」とぼやいていた)
職業は「ダイヤモンドサービス」という会社に務めるシステムエンジニア。
残業や休日出勤も止む無くされるなど何かとハードな業務だが、そうした激務の中でも仕事と家事を両立させている。家では(うまるが家事を一切手伝わないため)炊事・洗濯・掃除といった家事全般を一人でこなしている。更には、うまるからゲームの遊び相手や手間のかかる献立をせがまれたりと苦労が耐えない。そのため、ファンの間では作中随一の良識人・苦労人として彼に対する同情や慰労の声も少なくない。むしろ結婚してほしいとの声も多数。
日頃自炊していることもあってか料理を得意としており、知識やレパートリーも豊富。一方で、焼肉屋で奉行を務めた際は尽く肉を炭化させてしまうなど普段からは考えられない不器用さを見せることも。
意外にも成績優秀のうまるに勉強を教えている時もあり、実際彼自身も非常に頭が良い。
学生時代は鬼のように100点を取るということから「鬼のタイヘイ」と呼ばれていたとのこと。
趣味らしい趣味は特に持っておらず、作中で暇になったときはチャーシューを作ったり掃除をしたりしていた。
職場には高校の同級生でもある同僚の本場猛(通称「ぼんば」)や高校の後輩だった上司の金剛叶、ドイツ出身の橘・アレックスなどがいる。
ぼんばには本場切絵、アレックスは橘・シルフィンフォードという妹がそれぞれおり、いずれもうまるのクラスメイトで友人である。…世間は狭い。
妹の件を除けば基本的に真面目で心優しい好青年であり、作中ではうまるのクラスメイトで同じアパートに住む海老名菜々や上司の叶、叶の妹の金剛ヒカリなど、彼に密かに想いを寄せている人物も少なからずいる。ただし、当の本人はそうした恋愛感に関してかなりの鈍感であるようで大きな発展を見せたことがない。
コンシューマーゲーム『干物妹!育成計画』では事実上の主役扱いである。