概要
『新世紀エヴァンゲリオン』の第拾六話「死に至る病、そして」と第弐拾弐話「せめて、人間らしく」のエピソードにおける、精神的に不安定なアスカのセリフ。
正確には以下の通りになる。
「参っちゃったわよねぇ。あっさり抜かれちゃったじゃない?ここまで簡単にやられると、正直ちょっと悔しいわよねぇ。すごい!すばらしい!強い!!強すぎる!あ~無敵のシンジ様ぁ!これであたし達も楽できるってもんじゃないの。ね~!?まぁね~、私たちもせいぜい置いてけぼり食わないように、頑張らなきゃ!」(第拾六話)
「あら、無敵のシンジ様にそのような雑務を。申し訳ないですわね。」(第弐拾弐話)
「何よ、私がEVAに乗れないのが、そんなに嬉しい?心配しなくっても、使徒が攻めてきたら無敵のシンジ様がやっつけてくれるわよ!私たちは何にもしなくていいのよ、シンジだけがいればいいのよ!」(第弐拾弐話)
アスカのシンジへの嫉妬、歪んだ意識の強さがにじみ出ている。
皮肉にもこの感情は「EVAに乗れば父親に認識してもらえる」という強迫観念じみた希望にすがっているシンジの内面と同じ状態であり、この感情は自ら渚カヲルを手にかけたことで裏返しとなり、「他人を傷つけてまで父親に認められたいという感情に呑まれた自分は汚らわしい」と絶望的私感へとすり替わってしまう。
旧劇場版へと続く伏線の一種でもある。また戦績だけ見れば正に「無敵」という皮肉な状況となっている。
関連イラスト
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ムテキゲーマー本当にムテキだった奴