エアリアル
えありある
曖昧さ回避
概要
四大元素を象徴する精霊の内、大気(風/空気)を司る精霊の1人であり、同じ風を司るシルフたちと同様に空を流れる風の中で暮らしているとされる………。
というよりもほぼシルフと同一の存在らしいので、シルフの別名、あるいはシルフの亜種(?)のようなものと捉えても良いのかもしれない。
シェイクスピアの戯曲の1つである『テンペスト(嵐)』やイギリスの詩人アレキサンダー・ポープの『髪盗人』ではシルフではなく彼女たちが登場しており、『テンペスト(嵐)』に登場するエアリアルの解説によれば、その姿はとても華奢な容姿をしており、姿を消して空気の中を自在に飛び回り、はるか彼方まで一瞬にして飛んで行く事が出来るという。
また、風を自在に操る事ができ、船舶を難破させてしまう程の激しい嵐を引き起こす事や、船に乗船している乗船者たちが全く怪我をしない様にしたり、難破して漂流した人々がたどり着く場所を自由に設定して連れて行く事が出来るようだ。
ただしあくまでも彼女たちの能力は風を自在に操る事に限定されているほか、汚らわしい仕事は全くできないという制約があるらしい。
また、風を司る精霊だけあり、何者にも縛られず自由な日々を暮らして行きたいと望んでいるが、ある種の特殊な魔法にとても弱いという弱点を持っており、『テンペスト(嵐)の物語ではこの弱点を突かれて魔女シコラクスの使い魔として使役されていた時期もあったようだ(最終的には色々あって契約から解放される事となり、晴れて自由の身になったらしい)。
なお、『髪盗人』では令嬢ベリンダの守護妖精という立場て登場している。
ちなみにマイナーな存在である為に風の精霊としての立場は殆どのファンタジー作品ではとして登場するのはシルフに奪われてしまっている気がしないでもないが、後述する『ロマンシングサガ3』やスマートフォンアプリゲーム『トリプルモンスターズ』など少なからず彼女たちが登場している作品もあるようだ。
ロマンシングサガ3
ロマンシングサガ3に登場する精霊系のLv.6モンスター。
ものの本によれば、元来大人しい性格であったが、アビスゲートが開いた影響でその瘴気にでもあてられたのか、凶暴化してしまったとされる。
風の精霊の一種だけあって高レベルの『ウインドダード』や『サンダーボルト』、そして相手を高確率で眠りへと誘う『ナップ』といった術を中心に襲い掛かってくる強敵だが、何よりも目を引くのは風の様な髪を纏っている(?)為に大事な部分はちゃんと隠れてはいるが、生まれたままの上半身姿だったりする。