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ミゲル(クロノクロス)の編集履歴

2018-08-03 06:21:49 バージョン

ミゲル(クロノクロス)

みげる

ミゲルとは、スクウェア(現スクウェア・エニックス)によるプレイステーション用RPG「クロノクロス」に登場する人物である。

概要

主人公セルジュの幼馴染であるレナの父親。14年前から行方不明になっている。一人称は「私」。

友人ワヅキの息子セルジュがヒョウ鬼に襲われて大怪我をした際、治療のため共に同行。マブーレの賢者のもとを訪れるはずだったが、嵐に遭ったことで神の庭に迷い込んでしまう。ワヅキとセルジュはアルニ村へ帰還したが、ミゲルだけは帰ることがなかった。



以下ネタバレ注意





































ストーリーへの絡み

実は「フェイトの力」に魅せられ、ミゲルはクロノポリス(情報の海)と一体化していた(アルティマニアより)。そのためここから離れることができず、引き換えに永遠とも言える寿命を手にした。HOMEのフェイトが消滅したことでANOTHERのフェイトは、HOMEに干渉できずデータ受信が精一杯となっていた。そこでミゲルを管理者(監視者)として配置することで対処した。即ち、ミゲル=死海におけるフェイトである。

セルジュ一行が死海の中心にある「滅びの塔(のリーネの広場)」を訪れた際に初めて姿を現し、ここが「タイムクラッシュ爆心地(殺された未来の集う場所)」であることを語った。ANOTHERのフェイトから情報をもらっていたのか、ヤマネコ化したセルジュのことも知っていた様子である。死海化の原因も知っていたようだが、セルジュを気遣ったのか「10年前、あることが原因で死海化した」と言葉を濁している。


セルジュたちに向けて「生きること」は「緩やかに死んでいくこと」と告げ、この死海には朽ち果てるものはないと語る。そしてセルジュたちにも永遠を生きる権利があるとして仲間に誘うが拒否される。一応、選択肢で「受け入れる」と選ぶこともできるが、仲間たちが拒否するため意味はない。

自分が倒れれば次元の揺らぎが復活し、ANOTHER WORLDへの移動が可能になることを告げ戦闘となる。


実力

見た目は一般人のモブにしか見えないが、はっきり言ってとんでもない初見殺しボスである。固有エレメント「聖龍剣」は単体攻撃であるものの、この時点でセルジュの属性は黒なので相性と威力の問題でほぼ確実に即死する。しかもこれを使う直前に「センスティブ(魔法防御ダウン)」を使用してくる。このコンボによる被ダメージはおよそ360~400前後(セルジュがくらった場合)。この時点でパーティーのHPが大体270~360なので、このコンボの凶悪さがよくわかるであろう。

またHPが減少すると強力な全体攻撃「コメット」と「ホーリー」を使用してくる。あともう少しで勝てる!」というところでこの凶悪攻撃である。大抵のプレイヤーはこれで煮え湯を飲まされたことだろう。

他にも「フィルブラック(敵単体を黒属性に変更させる)」からの「フォトン(白属性単体攻撃)」も使用してくるが、こちらは大したダメージではない。

戦う場所が前作の主人公とヒロインが出会った場所ということ、前作の登場人物たちが出てくること、使用されるBGMがこれまでのボス戦と違うこと、そして上記の鬼畜的な強さなどから色んな意味で印象に残るボスである。

なお、戦闘から「逃走」すると「逃げても、ムダだよ。残念だが、君らをここから生かして帰すわけにはいかないんでね。」と殺る気満々の台詞を言い放つ。更にマップから出ようとすると「ダメだよ。決着がつくまでは、ここからだすわけにはいかない。」と、絶対に逃げられない。


最期

セルジュたちに敗れた後、セルジュに向けて「強くなったな、セルジュ君」と言葉を送り、セルジュたちなら「運命」に打ちてるかもしれないと敗北を認めた。そしてこの星に飛来した鉱物型生命体ラヴォスについて語る。更に3年前、アカシア龍騎士団が凍てついた炎を求め死海に訪れたことや、炎に近づいたことで死海に取り込まれてしまったことを教えた。

直後、死海に眠る凍てついた炎を渡すまいとフェイトが動き、自らの手で死海を消滅させようとする。ミゲルはセルジュたちに逃げるように告げ、最期にここにはいない娘に向けて「幸せな明日を生きろ」と独白、その生命を終えた。永遠の寿命に魅せられたミゲルだが、最期に願ったのは「娘が幸せな日々を送ること」であった。

セルジュからもたびたび気遣われる様子が見られ、敵であるものの決して悪人ではなかった。

また前述の通り、セルジュたちとの決着を強く望んでいたが、敗北した際は「ああ、これで、いいんだ。」と口にしており、倒されることを望んでいたとも取れる発言をしている。


殺された未来

本作のキャッチコピーである「殺された未来が、復讐に来る」の意味がミゲル戦後に判明する。ミゲルやクロノたちがたびたび口にする「殺された未来」とは、クロノたちがラヴォスを倒すことで改変された結果、「なかったことにされた歴史(ラヴォスによって滅ぼされるはずだった本来の歴史)」である。ラヴォスが倒された結果、滅びの未来は回避された。故に殺された未来(歴史改変された未来)なのである。ラヴォスによって滅ぼされたはずの未来が再び実現してしまうことが「殺された未来の復讐」に当たる。

なぜそれが実現してしまうのかについては、セルジュのネタバレを参照のこと。


余談

アルティマニアによれば、ANOTHERのミゲルは「何らかの事情によりフェイトに消去された」とのこと。そのためHOMEにしか存在していない。

劇中では語られないが、次元の揺らぎが機能しなかったのはミゲルを通してフェイトが妨害を行っていたためと思われる。

なお、ミゲルが何度か口にした「運命」とは「フェイト」のことである。

ちなみにミゲルという名は大天使ミカエルに由来するもの。フェイトが『神』ならミゲルはそれに仕える『天使』だったと言える。

ゼノギアスにも『メガネ』『主人公と同郷』『娘がいる』『見た目とは裏腹に強い』『剣の使い手』『物語の確信部分を知っている』『天使の名を関する立場にある』という人物が登場している。


関連タグ

クロノクロス セルジュ レナ

ミゲルホイホイ 運命に囚われし者たち タイムクラッシュ爆心地

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