概要
ホームドラマ全盛期の1970年代を代表するテレビドラマで、同年代に放送された『時間ですよ』や『肝っ玉かあさん』と共に“ドラマのTBS”の象徴的作品のひとつ。
脚本の平岩弓枝とプロデューサーの石井ふく子の組み合わせは、彼らが共に手がけた『肝っ玉かあさん』ともども、ホームドラマの金字塔を打ち立てた。
シリーズ最高視聴率は、民放ドラマ史上最高の56.3%を記録。
(記録した回は、第2シリーズの1972年12月21日放送分(第48話)。
これは、2010年6月29日深夜に放送された『FIFAワールドカップ・南アフリカ大会 日本対パラグアイ戦』の57.3%に抜かれるまで、TBSの歴代視聴率1位の座を守り続けていた)
第1シリーズから第3シリーズまでは、水前寺清子と山岡久乃の母と娘の日常生活、石坂浩二との恋、その家族や近所の人々を描く。第3シリーズをもって水前寺が歌手活動に専念したいとの意向で降板、第4シリーズは大幅に配役が変更されて京塚昌子と佐良直美が母娘を演じる。
しかし、視聴率が大幅に下がったことや、TBS系列の準キー局が朝日放送から毎日放送へとネットチェンジしたことなどもあって、結局第4シリーズで終了。
1975年には姉妹編ともいえる『明日がござる』が制作された。同作では、水前寺(相手役は荻島眞一)と山岡は嫁と姑の配役。
キャスト
多くのシリーズに共通して出演
水前寺清子 石坂浩二 山岡久乃 乙羽信子 長山藍子 児玉清 和泉雅子 沢田雅美 奈良岡朋子 佐良直美