概要
怪獣型のメカに変形するデストロンの部隊で、第23話から登場した。ライバルであるサイバトロンのテックボットとは対照的に本能的に破壊活動と攻撃を行う。
誕生エピソードは特に描かれなかったが、シナーツインがクインテッサ星人のことを「ご主人様」と呼んでいたため、クインテッサ星人が製造したと思われる。合体することで合体兵士オボミナスとなる。
メンバー
破壊指揮官ハングルー
CV:城山知馨夫/平野正人、大塚芳忠、龍田直樹(ザ☆ヘッドマスターズ)
テラートロンのリーダーで、双頭のドラゴンに変形する。食べることが趣味で「腹減ったー」が口癖。一方の頭で食べて消化したものをもう一方の頭で作り直すことができる。ロボットモードの武器は音響衝撃銃。オボミナスに合体する際には胴体に変形する。
テロリスト リッパースナッパー
手足の付いた鮫のようなクリーチャーに変形するテラートロンの一員で、地球の生物を嫌っている。暇な時はよくカットスロートと喧嘩している。武器は地対空音声誘導型ミサイルとサイクロン銃。オボミナスに合体する際には左腕に変形する。
追撃兵シナーツイン
双頭の怪獣に変形する。見かけに寄らず虫や小動物にさえ怯える小心者だが、青いものが大好きでチャーを食べようとした。武器は火炎キャノン砲とロケット式徹甲用追撃砲弾、そして火炎ブリーザ。オボミナスに合体する際には右脚に変形する。
急襲兵カットスロート
CV:速水奨
怪鳥に変形する。無慈悲で破壊願望に満ちており、空中から鋭い爪と嘴で攻撃し、あらゆるものをリボンのように切り裂いてしまう。この他にも2連式磁化器を武器としている。オボミナスに合体する際には左脚に変形する。
火炎歩兵ブット
CV:山口健
メイン画像のトランスフォーマーで、ミュータントに変形する。性格は無口で知能はメンバーの中で一番低い。武器は火炎放射と腐食性のある汚泥銃。オボミナスに合体する際には右腕に変形する。英語圏での名前はブロット。
合体兵士オボミナス
CV:城山知馨夫/平野正人(ザ☆ヘッドマスターズ)
5体のテラートロンが合体した合体兵士で、強大なパワーを持つ反面、知力と結合力が低い。特に知力に至ってはトランスフォーマー史上最低値の1で、要するにオボミナスより馬鹿なトランスフォーマーはいないのである。
テックボットの合体兵士であるコンピューティコンがオボミナスと対峙した際は一対一で戦った場合の勝率を48.027%と導き出し、合体時の結合力に難があると結論付けた。しかし、原語版のテックスペックの記述では「オボミナスには心がない」と表記されており、意志や感情は必要最低限のものしかないと言われている。武器はハングルーが使用している音響衝撃銃を携行し、肩と腹からはレーザーを放つ。
玩具
玩具は『トランスフォーマー2010』放送時に発売が間に合わず、次作の『ザ☆ヘッドマスターズ』放送時に発売。説明書には記載されていないが、ハングルーは他のスクランブル合体シリーズのリーダーと同様に基地モードに変形可能。
2018年にはハズブロより展開された玩具シリーズ『パワー・オブ・ザ・プライム』のラインナップとしてテラートロン各種が新たなデザインで発売。5体が合体してオボミナスとなり、スクランブル合体が可能な点は旧製品と同様で、合体用のジョイントも前年の『コンバイナーウォーズ』(ユナイトウォリアーズ)と共通なので、これらの製品とも互換性がある。
同シリーズの特徴として、テラートロン各種には5体合体時の拳や爪先のパーツとなるプライムアーマーが付属し、アーマーのスロットには別売りのプライムマスターを装着できるようになっている。
後に日本でもタカラトミーより同年の8月に発売されたが、商品の仕様はハズブロ版とほぼ同等。
シャッタード・グラス
善悪が逆転した世界のオボミナスは非常に頭が良く芸術や読書を愛する知識人として描かれており、配色はG1のコンピューティコンに準拠している。