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10-300R形の編集履歴

2018-10-01 21:20:04 バージョン

10-300R形

いちまんさんびゃくあーるがた

「10-300R形」とは、かつて存在した都営新宿線の車両である。

改造

10-000形の置き換え用に投入された10-300形の派生種。2005年運行開始。


10-000形の中には6両→8両への増結用に1986年と1988年に投入された経年の比較的浅い中間車が36両あり、それを有効活用させるため不足分の先頭車12両を新規製造し、8両編成6本を組成した。また、ATCシステムが旧型のままで、誘導障害の関係からVVVF制御車の運用が出来なかったことも背景にあった(デジタルATC導入後に純粋な10-300形編成が運行開始)。


基本的な車体構造は10-300形と同じだが、メカニズムが10-000形7次車・8次車に揃えられている。


デジタルATCに改造する必要がある置き換え対象車を極力減らす目的もあり、導入当初は既存編成のうち6編成の先頭車のみをそのまま置き換えた。

10-300形の営業開始後、京王線の若葉台検車区で整備(京王重機出張工事)の完了した中間車3ユニットが出揃うタイミングで順次正規の編成に再度組み替えられていった。

その間、10-300Rの中間車になるユニットを若葉台に回送、また置き換え対象車を大島に回送する必要から、10-000形の6両編成や10両編成の廃車回送列車が数回運転されている。


廃車

その後、中間車の老朽取り換え時期が迫り、

  • 先頭車は10-300形と互換性がないこと(転用には改造が必要)
  • 旅客電気車の税制上の耐用年数は13年とされていること
  • 現在増備している編成とも仕様が異なること(2次車までは東急5000系基準の「東急顔」、3次車以降は常磐緩行線E233系2000番台基準の「JR顔」)

・・・もあって、2015年に編成単位での廃車が始まり、2017年に運行終了となった。


昭和時代に作られた中間車はわかるが、製造されてわずか10年で廃車される先頭車って一体・・・。


関連タグ

都営地下鉄 都営新宿線 10-000形 10-300形

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