SA-X
さむすあらんえっくす
アダム「トラブルを引き起こしている犯人が判明した。そいつの正体は…」
「サムス、君に擬態したXだ。以後、この敵を"SA-X"と呼ぶ事にする。」
関連映像
(その恐ろしさは確実に伝わる。)
概要
サムス・アランに寄生した際に得たDNA(遺伝子)情報と切り取られたパワードスーツのバイオ素材から得た情報を基に、ベストコンディションのサムス・アランに擬態した最強のX。
寄生元の生物の存在を許さないXの生存本能と天敵のメトロイドの存在を感知したため、サムスを周到に付け狙い、最終的にはXの自己増殖能力によって最低でも10体に増殖してしまう。ただし、抹殺対象には優先順位があるようで、本物のメトロイドを感知した場合は、あくまでメトロイドから作られたワクチンを投与されただけのサムスは無視して、メトロイドに苛烈な攻撃を仕掛けるという習性を持つ。つまり、ラスボス戦で登場するSA-Xは別にサムスを助けようとしたわけではなく、純粋に本能に従っただけである。
能力を喪失する以前の完全なサムスに擬態しているため、基本的にプラズマビーム以外の攻撃を一切受け付けず(スクリューアタックも相討ちとなる)、アイスミサイルで足止めもほとんど意味を成さない上にパワーボムですら僅かなダメージも与えられない。Xに対する耐性とメトロイドの低温に弱い体質を受け継いでしまったサムスにとって、アイスビームは致命傷となってしまう。故に対抗する術を持たない内は追跡を振り切るまで逃げ続ける以外に方法は存在しない。
当初は銀河連邦本部も、Xの危険性を危惧して唯一Xに対抗できるサムスに協力を惜しまなかったが、鳥人族の懸念通り連邦政府の上層部はX、特にSA-Xの可能性に惹かれ、Xを研究材料にしようと捕獲を断行する。
サムスはSA-Xを「”心”を持たないもう一人の自分」とし、これを阻止するため自らの命と引き換えにB.S.L.を爆破しようとするが、アダムの意外な指令によって最終ミッションに進んで行く。
名称はアダム曰く「Samus Aran X(サムス・アランのX)」の頭文字から。