「私の大切な…唯一の…お友達だから…!!」
「朝霧さん…ありがとうね」
概要
『魔法少女サイト』に登場する朝霧彩×奴村露乃のGLカップリング。
本作の主人公である彩と、彼女を支えるもう一人の主人公的な位置付けの奴村という、本作の看板的存在な2人であり、誕生日も一日違い(彩が4月8日、奴村が4月9日生まれ)だったりする。
人一倍心優しいが、人と接することが苦手な彩は学校で雫芽さりな率いる女子グループにいじめられていたが、この頃はまだ奴村とあまり面識はなかったものの、魔法少女サイトから拳銃型ステッキを与えられ、スマホ型ステッキを手にする奴村との出会いで運命が変わっていくことになる。
復讐のために魔法少女となったさりなの猛攻から身を挺して奴村を守り、さりなに反発する姿を見せたり、穴沢虹海及び兄・朝霧要の一件後は全てを背負い込もうと仲間のステッキを預かって一人で覚悟を決めるという自己犠牲精神を見せるようになった彩だが、この時は奴村や紆余曲折を経て改心したさりなの叱咤もあって、改めて仲間と協力することを誓った。
しかし魔法少女サイトと出会う以前は悲しい顔しか見せることのなかった彩は、奴村との出会いを経て次第に明るい顔を見せるようになり、仲間達との海水浴では奴村と一緒に海を楽しんだり、奴村と2人きりになった際は彼女を誘って一緒に竹下通りを楽しむ姿を見せている。
そして2人で竹下通りを楽しんだその夜、彩と奴村は…………………。
なお、詳しい物語経過に関しては、つゆあやの項目も併せて参照のこと。
私たちは…(アニメオリジナル)
※以下、アニメ版ネタバレになりますのでご注意!!
「大好きよ…朝霧さん。ありが…とう…」
第10話から12話にかけてのアニメオリジナル展開では、わずかな寿命と引き換えに漆との一騎討ちで命を落とした奴村が新たなサイト管理人候補として選ばれ、かつての記憶を消されると同時に超人的なパワーを身につけ、スマホ型ステッキと共に復活して彩に襲いかかり、奴村の猛攻に苦しむ彩は拳銃型ステッキで奴村と共に「また一緒に行こう」と約束した海に瞬間移動し、自分自身に拳銃型ステッキを使うと…
「大好き」
彩のステッキは、絶望しかなかった自分に生きる希望を与えてくれた奴村への強い想いで自分の寿命を移動させることができるようになり、彩によって寿命を分け与えられた奴村は、奇跡の復活を果たす…!!
自我を取り戻した奴村は、涙をこぼして傷だらけになった彩を強く抱きしめ、二人は下の名前で呼び合うようになり、瞬間移動と時間停止の見事な連携で漆を撃破した。
その後、奴村は彩の元に再び身を寄せるようになり、二人はわずかな寿命の中でも幸せな時を過ごそうと誓った。
私たちは
不幸じゃない
どこにも行かない。
BD/DVD(全6巻)初回限定版特典として収録されている、アニメ版最終回の後日談を描いた書き下ろしオリジナルコミックスの最終話において、幸せに浸り、「どこにも行かないで」「ずっと一緒にいよう」と約束を交わす彩と奴村が描かれている。
キャラクターソング
彩のキャラクターソングとなる「赤イ涙の先」は居場所のない絶望の中でしか生きられなかった彩が奴村の存在によって救われ、希望を見出だすことができたことが強く意識された歌詞となっている他、奴村のキャラクターソングとなる「believe again」は彩のキャラソンと対となったアンサーソングと言えるものになっており、二人のキャラソンのMVも対となったものになる。
また、彩のカップリング曲として収録されている「もしアナタが 消えようとも」(アニメ第8話の挿入歌として使用)及び奴村のカップリング曲として収録されている「あたしがいなくても」も、曲名といい対となった曲であり、海水浴や竹下通りを二人で遊び歩く彩と奴村の姿も歌詞で描かれている。
まさにあやつゆ(及びつゆあや)を象徴していると言っても良いキャラクターソングである。
関連イラスト
関連タグ
逆CP:つゆあや
表記揺れ:彩露
以下、重大なネタバレを含みます!!
第2部47話(通算第102話)話以降におけるネタバレ注意!!
…実は彩と奴村は、それぞれ異なる養父母の元で育てられた、一日違いの血の繋がった双子の姉妹であると判明。
彩と奴村は一日違いの双子(おそらく二卵性双生児)として生まれるが、実母は出産直後に死亡、実父は消息不明で親類縁者も引き受けを拒否したために姉となる彩が朝霧家、妹が奴村家に養子として引き取られ、二人はそれぞれの家庭で育てられていた。
しかしその数年後、二人は引き寄せられるかのように同じ学校で、運命的な出会いを果たした。
父親から自分が引き取られた養子である事実を突き付けられ、絶望に閉ざされる彩だったが、養女である自分を純粋に「家族」として受け入れ、愛情を注いでくれた母親の愛に触れて涙をこぼし、天狗のサイト管理人・拾弐から家族を守ろうと立ち向かい、拾弐から奴村が自分の双子の妹だった事実を突き付けられた彩は、自分と奴村が「運命で繋がっていた」ことを心から喜び、拾弐が放った攻撃を相手の背後へと飛ばすことで拾弐の撃破に成功。虹海のステッキは要の手に渡る前にすかさず湖村花夜の元へと瞬間移動させ、兄に悪態を突かれながらも満面の笑みを浮かべていた。