CV:梶裕貴
人物像
ドイツ人の青年。21歳。階級は少尉。
明るく陽気な性格で、先輩であるハルオ・サカキに尊敬の念を抱いている。
若手ながらも勇敢で腕もいい戦士だが、その反面一度抱いた恐怖心をなかなか拭えない少し神経質な所もあったりする。
揚陸艇およびホバーバイクのパイロットとしてハルオのゴジラ討伐作戦に参加、ハルオとは別のムルエル・ガルグの部隊に配属されて地球へ降下した。
作戦決行の際にはリルエル・ベルベらの部隊と合同でゴジラ陽動の為にホバーバイク隊を率いて出撃し、ゴジラへの攻撃を敢行した。セルヴァムの群れの襲来により作戦に遅れが生じた時にはハルオの指示で揚陸艇に乗り込んで即席の誘導路を形成するための爆撃を行い、ゴジラを指定のルートに誘き出すことに成功、直後に熱線で乗っていた揚陸艇を破壊されたもののすぐに脱出して無事だった。
ゴジラ・アース出現による地球降下部隊壊滅後はベルベ、ユウコらをと一緒に森の中に隠れていた所を彼等を敵対者と思ったフツアのマイナに襲われるが、そこをハルオに助けられて共にフツアの住居に招かれる。
地球でのゴジラ討伐作戦の続行が決まった後もハルオに従ってメカゴジラシティへ赴いたものの、メカゴジラシティを形成するナノメタルが有機生命体にも作用すると知ってからはそれに対して強い不安と懸念を抱くようになり、そしてビルサルドの兵士がナノメタルを取り込んでシティの設備に同化するのを目撃した際にはパニックを起こし、ゴジラ・アースとの戦闘の最中にはビルサルドの思想を拒否してメカゴジラシティからの脱出を決めたマーティン・ラッザリに同調して他の兵士たちと共にシティから逃走した。
無事にメカゴジラシティの戦いを生き残るが、最後の希望たるメカゴジラシティすら敗れたという事実に絶望し、そこをメトフィエスに付け込まれて今までほとんど興味を示さなかったエクシフの教義の信者に成り果ててしまう。それによってハルオのことも尊敬するリーダーからただの飾り物へと扱いが変わり、その後はメトフィエスの言葉を妄信して他の信者たちと共にエクシフの「神」に祈りを捧げ続けていたが、最終的にその「神」であるギドラ降臨の生け贄にされてしまい、ここに来て事態の異常性に気づくも時既に遅く恐怖に絶叫しながらギドラの影に喰われるという最期を迎えた。