一国傾城篇
いっこくけいせいへん
一国傾城篇とは、少年漫画『銀魂』における長編の1つである。
概要
単行本44・45巻収録。第三百八十六訓~三百九十九訓。
アニメ銀魂第257~261話にあたる。
吉原で暮らす老齢の花魁鈴蘭太夫を、かつて吉原から連れ出すと約束したきり姿を消した男の捜索に端を発し、終盤では幕府の内情や主人公坂田銀時の恩師吉田松陽の死に関わる過去について触れている。
ストーリー
日輪らの紹介で吉原伝説の花魁・鈴蘭から逆指名を受けた銀時は、先の長くない鈴蘭に今も尚待ち続ける想い人がいることを知る。
調査を始めた万事屋一行と月詠は、その人物が先代将軍・定々であるという情報を掴み、神楽のツテで江戸城へと赴く。
殿中での見廻組による厳重な警備を誤魔化す為にと行った缶蹴りは、不運にも幕府要人暗殺の濡れ衣を着せられる発端となってしまう。一旦は牢に入れられるも真選組やそよ姫の助勢により、一行は黒幕のいる江戸城本丸へと向かう。
城中の武士達相手に凄まじい傾城戦をくり広げた末、銀時たちは遂に城内へと踏み入るも、そこにかつて攘夷戦争で銀時に深い因縁のある集団─────“天照院奈落”が立ちはだかる・・・!
「─────今宵の月は、決して沈みませぬ」
過去の想い。過去との対峙。桜満ちる月夜の下、それぞれの“約束”の為に彼らは駆ける。
関連イラスト
※表記揺れがあるので、本篇関連作品を検索する際は「一国傾城」で部分一致検索を行うと良い。