概要
2人の過去はほとんど明かされていないが、幼少期に忍者学校で共に学び、その後御庭番衆では同僚として幕府に仕えていたらしい。
リストラされて別々の職に就いた後も仕事の依頼を持ち掛けるなどの交友は続いている模様。
「忍者は侍ほど仲間意識は強くない」と語る全蔵だが、さっちゃんが度の合わない眼鏡を掛けて仕事をしていることを見抜いて忠告したり、瀕死のところを見つけ出して命を救うなど、非情になり切れず彼女を気に掛けている描写がある。
また、将軍暗殺篇で、瀕死の全蔵をさっちゃんが連れて伊賀を逃げ出そうとする途中で思いがけず高杉に奇襲された二人。
絶体絶命のさっちゃんは逆に全蔵に救われるが、その場で全蔵が彼女にかけた言葉は……
「いつも勝手に一人でいくのは俺で止めんのはお前だった、いつもバカやらかすのは俺でいさめんのはお前だった」
「なのにお前が俺に謝るなよ、お前が俺より先に勝手にいこうとすんなよ」
「俺はブス専だが、猿飛…てめェのブサイクな泣きっツラおがむのはもう御免だ」
「もう俺の前では泣かせねェ」
このプロポーズのようなセリフは大勢のファンに衝撃を走らせ、全さちクラスタの人口が爆発的に増加する原因となった。
しかしその後、将軍の死を知った全蔵は自分の行動が無駄に終わったことを悔い、「自分はただの罪人だ」と塞ぎ込んでしまう。さっちゃんは陰でそれを聴きながら何も出来ず、悲しい表情を浮かべていた。
一歩進んだかに見えた二人の関係は無かったことになってしまうのか、どうなるのかは今後の展開次第である。
ちなみに、全蔵は作中でさっちゃんが唯一呼び捨てで呼ぶ相手である。