國崎千比路
くにさきちひろ
「いずれ米国で総合格闘技の頂点を取る男よ。覚えておいて損はないぜ」
プロフィール
概要
大太刀高校レスリング部に所属する2年生。高校レスリングの国体優勝者と言うアマレスフリースタイルの実力者。(しかし初登場時は覆面レスラースタイルだった)
将来総合格闘技に転向する予定で、ルールに対する認識などから相撲を侮っていたが潮火ノ丸に異種格闘技戦で敗北を喫した事と、自分に付いて行けずレスリング部員が居なくなったことが良い切っ掛けとなり相撲部に入部。相撲は奥深い競技と認識を改める。
兄弟が多いためか面倒見もいいのだが、でしゃばり気味に敗者や部員に対する駄目出し等でめんどくさい人と認識されている、しかしこれは格闘技に対する向上心の表われらしく、相撲転向後に即大相撲のビデオ閲覧を行うなど研究熱心。だが勉強は苦手らしい。(単行本によると選択問題は得意)
アスリートとしては既に超高校級の肉体を持つが、相撲自体は五條佑真と同じく素人に近い。
ダチ高では火ノ丸に次ぐポイントゲッターとして頼もしい活躍を見せた。次々に立ちふさがる国宝級の強者を柔軟な発想と怖いもの知らずのチャレンジャー精神で喰らいつく。他の大太刀高校のキャラと比べれば、「心・技。体」にこれといった弱みを抱えていないことが特徴的。強いて言えば兄の兵藤真磋人に対する苦手意識くらいだろうか。
レスリングを生かした相撲を得意とする。途中からは他者の技を吸収し応用するようになり、遂には「国宝喰い」として覚醒、国宝を倒す活躍を見せた。この末恐ろしい成長速度は駿海をして「金の卵」と言わしめた。だが本人の夢はあくまで総合の頂点であり、兄と違い角界入りすることはなかった。だが相撲を好きになれたこと、ダチ高としての仲間意識を持てたことは本物である。特に火ノ丸という「土俵は違えど同じく頂点を目指す戦友」と出会えたことはチヒロに大きな影響をもたらした。
他人の気持ちや空気が読めないような言動が目立つ男だが、ここぞというところでは至ってまともな人間性を発揮している。ダチ高相撲部を「共に上を目指す仲間」だと認識してからは、他者の思いを背負って戦うことで心を燃やすようにもなった。逆に言えば加納彰平のような上を目指さない者はあまり好まず、自分の「仲間」だとは思っていない。このあたりの競技者としての感覚は彼が火ノ丸と分かり合える部分かもしれない。
大相撲編では序盤にて、総合格闘技の道を選んで海外へ渡った事が語られた。その後「刃皇ショック」で角界が大騒ぎになり、鬼丸が闇堕ちした頃に突然の帰国。鬼丸の身を案じて…かと思いきや、「子供が出来た」というのも帰国の大きな理由らしい。子供の名前はオコメ、女の子。母親は何処の誰なのか現時点では不明。毎度何かとスケールのでかい男である。
必殺技のチヒロスペシャルは1から100号くらいあるらしい。