概要
タイガーマスクに登場する敵組織「虎の穴」が、打倒タイガーマスクのために送り込んできた覆面レスラー。
ひどいいかり肩と長い首の上には目の鼻も口もないのっぺらぼうな頭が乗っており、首には無数の穴がアルファベットで「NO」の形に開けられている。
無口でまったく喋らず、キュッキュという擬音を鳴らしながら常に頭をゆらゆらさせている。
この頭は鉄のように固く、頭突きが得意技。
虎の穴が組織の裏切り者であるタイガーマスクを処刑するために開催した、「覆面ワールドリーグ」の出場選手として送り込まれた七人の覆面レスラーの一番手。
強烈な頭突き攻撃でタイガーマスクを苦しめたが、実は頭は鉄球を仕込んだダミーである事を見抜かれ、タイガーマスクに頭を引きちぎられて敗北する。(首の穴は呼吸用の空気穴だった)
実は全身がゴム製の着ぐるみで、黒人の小男が中に入っていた。
試合後に虎の穴のマネージャーであるミスターXは、ミスター・ノーは元々は選手ではなく荷物持ち役で連れてきた補欠レスラーを数合わせで入れていただけだと嘯いた。
あれほど苦戦した相手が補欠であり、さらに強い相手がまだ6人も残っている。タイガーマスクはこれから始まる地獄の死闘に一抹の不安を覚えたのだった……。
二代目ミスター・ノー
続編「タイガーマスクW」で、このミスター・ノーと同じ姿のレスラーが登場している。
戦闘シーンまでは描かれなかったが、タイガーマスクの遠い後継者である主人公「タイガーマスクW」との対戦を控えている場面で物語が終了した。