CV:岩男潤子
「―――わたしには
大好きな人が幸せでいてくださることが いちばんの幸せなんです」
概要
主人公・木之本桜の一番の親友の少女。
小学校3年生の頃からのさくらのクラスメイトであり、クリアカード編でも同じ友枝中学校に通っている。
実は桜とははとこ関係にあって血縁が存在する。
原作ではさくらとケロちゃんの秘密を知ったきっかけは語られなかったが、アニメではさくらが翔を捕まえた直後の空の散歩をビデオカメラで撮られたことが原因であることが判明された。
9月3日生まれで血液型はA型。好きな科目は音楽と国語。
合唱部所属で、発表会などではソロで歌うこともあるほど歌が得意。
歳に見合わぬ落ち着きと穏やかな性分を持ち、お嬢様口調で喋る。
そして、家は広大な敷地に大きなお屋敷と、リアルにお嬢様である。
親友の桜のことを非常に好いており、そこには友人だけでは収まらない感情も持ち合わせているらしく、カップリングイラストもかなり多く見かける。
どれだけ好きかと言うと、クロウカード回収時の桜に自分がデザインして作ったコスチュームでコスプレさせて、自らビデオ撮影する程。直接持っていることがほとんどだがアニメではまだ数話にも満たない最序盤の展開にも関わらず明らかに数十着はあろうコスチュームを専用車に格納していることが判明。一体何着作ったのかは現在進行形の可能性があるため不明である。(後述)
彼女のお陰(?)で、桜は物語中で様々な衣装を身に纏うことになる。たまに少し過激な衣装もある。
NHK的にはパンチラはだめだけど最初から見えててパンツじゃなければ大丈夫…らしい。
勿論撮ったビデオは自宅にあるプロジェクターで大画面で見ている。
内容はどう考えても邪魔しない様に影でこっそり撮影してる、とは思えないカメラアングルである。
また、クリアカード編では撮影用にドローンを導入したり、ケロちゃんに「自分がいない時でも撮影ができるように」と、アクションカメラ(ケロちゃんの頭部に取り付けるタイプの小型カメラ)と桜用の新コスチュームを預けるなど、撮影に対しての情熱はさらに増している(なお、ケロちゃんがとっさの判断で桜の救出を優先し、それ故に撮影が上手くいかなかった際には「(撮影の)特訓ですね。」とにこやかに言い渡している)。
そこまで彼女が桜を強く想うのは、自分を遠巻きにする周囲と馴染めずに孤立気味だった自分に、先入観なく接してきてくれたことに起因する。
そこから彼女の世界の風景は、今のように華やぐものに変化した。
自分に人と接する楽しさ、誰かを想う素晴らしさを教えてくれたのが、他ならぬ桜だったのだ。
そんな彼女だが、最終的には桜の想いを優先し、自分は一度も告白する事無く身を引いた。
しかし日頃から「桜の幸せは自分の幸せ」と考えていた彼女は、むしろ安堵の笑みを浮かべていた。
原作最終回のラスト数ページに彼女の姿は無い。
どうなっていたかと思われたが再連載を経て桜共々進学しており、桜との関係は特に変わりなく続いているようだ。
ちなみに、知世の父親(園美の夫)の詳細は不明。「花」の回では、桜曰く「知世ちゃんからお父さんのお話って聞いたことがない」らしい。