概要
『カードキャプターさくら』に登場するクロウカードの一種。
英語名は「THE FLY」、漢字名は「翔」。属性は月。
実体化すると巨大な鳥の姿をとる(原作ではさくらが抱えられる程度まで小さくなった)。
シリーズを通して使用頻度が高いカード。『クロウカード編』では杖の先に、『さくらカード編』ではさくらの背中に翼を生やし、飛行能力を与える。
前者では2人以上の人間を運ぶことも可能であった(さくらと知世、さくらと小狼など)。
原作での性格は「風」と同じくらい大人しいが、アニメ版では元々荒い性格。
風属性でもあるため原作では「風」の攻撃が効かなかったが、アニメ版では通用した。
作中では
クロウカード編
原作での初登場時は脚に怪我をしており、その痛みに耐えかねて暴れていた。封印後、さくらがカードに名前を書いて本の中に戻したことで、怪我は無事完治している。
アニメ版ではさくらにとって2枚目のカードであり、初めて杖を使って封印したカードとなった。封印後に友枝町の上空を飛び回っていた姿を知世が撮影し、彼女がカードやケルベロスの存在を知るきっかけとなった。
さくらカード編
原作・アニメ共に、さくらが雪兎に贈ったくまのぬいぐるみが巨大化した事件でさくらカードに変えられた。
ぬいぐるみを操る魔力の源(=ぬいぐるみの耳)を切るため、「剣」と同時に「翔」を使う必要があったが、どちらも杖本体を変形させる魔法であるため従来の方法では不可能であった。
さくらが「杖を使わずに、私を空へ運んで」と念じたことで「翔」の翼は彼女の背中に生え、見事「剣」との併用に成功した。
クリアカード編
冒頭で他のさくらカードと共に透明になってしまい、長らく使用場面はなかった。
作中では似た能力のクリアカード「飛翔(フライト)」が登場しており、現在さくらは飛行魔法としてそちらを使用している。
しかし、さくらカードが小狼の元にあると明かされたエピソードにおいて、彼によって久々に「翔」が使われることに。
クロウカード編で「翔」を使ったさくらの杖に乗せてもらったことはあったが、小狼自身が「翔」を使用するのはもちろん初である。