概要
『カードキャプターさくら』に登場するクロウカードの一種。
英語名は「THE ERASE」、漢字名は「消」。
実体化すると布を手にした道化師の恰好の女性の姿をとる。
能力はその名の通り、あらゆるものを消し去ること。物体だけでなく対象人物の記憶を消すこともできる。
「無」の力に似ているが、空間ごと消し去ってしまう「無」に対し、こちらは狙ったものだけを局所的に消し去るものである。
作中では
クロウカード編
原作・アニメ共に、臨海学校の一環として行われた肝試しの最中に初登場。魔力を持つさくらと小狼以外の参加者を次々に消し去った(カード本体に近づいた際には小狼の身体も消えかけている)。
前日奈緒子から聞いた怪談の内容と一致していたこともあり、さくらは怯えてしまうが、小狼に叱咤され封印に成功する。
ちなみにその後、元に戻った知世たちは「消」の影響で、肝試し中の記憶を失ってしまっていた。
さくらカード編
こちらも原作・アニメ共に、エリオルの魔法でひつじのぬいぐるみが大量発生した際にさくらカードに変えられている。
次々と降ってくるぬいぐるみに埋もれながら、さくらはまず「水」を、次に「火」を使うことを考えるが、前者は「もっと苦しくなるだけ」、後者は「自分も燃えてしまう」という理由で「消」にたどり着いたのだった。
クリアカード編
冒頭で他のさくらカードと共に透明になってしまい、現時点で使用場面はない。
その一方で、「対象を見えなくする」という点で共通しているクリアカード「透過(ルシッド)」が登場している。