窮奇
きゅうき
窮奇とは、中国神話に登場する妖怪。悪神。
概要
一般的には容姿については人食いの翼をもった虎として認識されている。
ただ、「西山経」四の巻では、犬のような鳴き声を持つ、ハリネズミの毛が生えた牛として描かれている。
後世になると性格付けとして、人語を理解し、人が喧嘩していると正しいことを言っている方を食べ、
誠実な人がいるとその人の鼻を食べ、悪人がいると獣を捕まえてその者に贈るとしている。
さらに風神の一種とされることもあり、日本の風の妖怪・鎌鼬と同一視され、鎌鼬のことを「窮奇」と表記されることもある。
四凶の一つとされている。