神将器
しんしょうき
神将器とは、ファイアーエムブレム『封印の剣』及び『烈火の剣』の二作に登場した伝説の武器。
概要
人間が大いなる魔力を込めて竜を滅ぼすために生み出した神の刃。千年前の戦いで人間に勝利と長年に及ぶ災害をもたらした。悠久の時が過ぎて全盛期の力を失いながらも大量のエネルギーが残されており、危険さから各地に封印され、隠し場所には念入りに罠を仕掛けられていることもある。漫画『覇者の剣』ではその力を闇の一族・骸の民に狙われ各地から盗み出された。
以下の八つの武器が神将器として知られている。
烈火の剣の異名を持つ勇者ローランの大剣。使用者の力を高める。
- アルマーズ
天雷の斧の異名を持つ狂戦士テュルバンの戦斧。使用者の守備を高める。
- マルテ
氷雪の槍の異名を持つ騎士バリガンの槍。使用者の技を高める。
- ミュルグレ
疾風の弓の異名を持つ神騎兵ハノンの弓。使用者の速さを高める。
業火の理の異名を持つ大賢者アトスの理魔法。使用者の幸運を高める。
- アーリアル
至高の光の異名を持つ聖女エリミーヌの光魔法。使用者の魔防を高める。
- アポカリプス
黙示の闇の異名を持つ謎多き者ブラミモンドの闇魔法。使用者の魔力を高める。
- 封印の剣
英雄ハルトムートの剣。炎の紋章の力を持ち、使用者の守備と魔防を高める。
かつて魔竜を封じ込めた竜封じの剣といわれている。
- エッケザックス
伝説の剣の異名を持つ英雄ハルトムートの大剣。
本当の最後の一つは宿敵ゼフィールが常に持ち歩いているベルン王家に代々伝わる剣だった。
封印の剣は神将器ではなくその存在すら超えた剣とされている。
余談
- 竜の天敵のような存在のために神将器自身が竜を狩るものを自称したり、手にすれば自然と武器が反応して竜を斬り捨てるように動く。
- ドラゴンキラーとは完全な別物であり、神将器が相当の技量を要する武器なのに対してドラゴンキラーはそこそこの熟練者であれば扱うことができる。
- デュランダル、アルマーズ、マルテ、ミュルグレの由来は叙事詩ローランの歌。
- アポカリプスは啓示、天啓もしくはそれらを書き連ねた黙示録を意味する。
- デュランダルの柄には竜が描かれており、竜の気配を察知すると剣が光を放つ。
- 公式イラストのアルマーズは人の欲望を誘う黄金色をしている。
- アーリアルには竜を滅する以外に邪悪な存在へも強力な力を発揮する。
- ファイアーエムブレムヒーローズでは他のユニットには継承できない専用武器として登場。ただしバランスを考慮したためか錬成した封印の剣を除き竜特攻はついていない。