概要
人口は2017現在で約108万人。東北地方では1番人口が多い市で、北日本の中でも札幌市に次いで2番目に人口が多い。
都心部には街路樹も多く、杜の都と呼ばれることもある。
1987年に旧宮城町(現青葉区)を編入合併し、1988年に旧秋保町(現太白区)と旧泉市(現泉区)を編入合併。1989年に政令指定都市に移行し、5つの区を設けた。(区については後述)
行政区
※人口データはすべて2017年現在のもの。
青葉区
人口約30万人。区の南東部は仙台市の中心で、宮城県庁、仙台市役所、仙台駅などの市の主要施設がある。一方、旧宮城町域(旧町域の人口は約7万人)は自然が広がる地域であり(あくまでも市の南東部と比べてだが)、作並温泉などの観光地もある。そんな旧宮城町域も、近年はベッドタウンとしての役割も担っている。
区名の由来はこの区域にある青葉城(仙台城の雅称)、青葉山から。
宮城野区
人口約19万人。太平洋に面し、仙台港や仙台うみの杜水族館、夢メッセ宮城等の施設がある。東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地であるkoboパーク宮城も宮城野区にある。
東日本大震災で、沿岸部は甚大な被害を受けた。
日本一低い山である日和山がある。(かつては6メートルで、天保山(4メートル)に次いで2番目だったが、東日本大震災による地盤沈下で3メートルとなり、日本一低い山となった。)
区名の由来は水田開発以前にこの辺りの原野を指した名称から。
若林区
人口約13万人。古墳時代にはこの地域に多くの古墳が造られ、仙台市中心部よりも古い歴史を持つ。主な施設は仙台市農業園芸センター、仙台市中央卸売市場など。
東日本大震災では、荒浜地区が甚大な被害を受けた。
区名の由来は伊達政宗がこの地域に造営した若林城から。
太白区
人口約22万人。区の東部は長町副都心があり、仙台市立病院やイケア仙台、ザ・モール仙台などの施設がある。旧秋保町域(旧町域の人口は約4000人)は自然が広がる地域で(こちらも区の東部と比べてだが)、秋保温泉、磊々峡、秋保大滝など、観光スポットが多い。
区名の由来はこの地域にある山、太白山から。
泉区
人口約21万人。旧泉市域を区域としている。泉町時代、仙台市のベッドタウンとして、1950年代から急速に発展し、人口も急激に増えた。1988年に仙台市に編入合併された。仙台市のベッドタウンとして発展したため、住宅地やニュータウンが多い。区の東部は泉中央副都心があり、区の主要施設がそろう。ベガルタ仙台のホームスタジアムのユアテックスタジアム仙台がある。
それ以外の主な施設は七北田公園、泉ヶ岳スキー場、宮城県図書館など。
区名の由来は区の西部にある山、泉ヶ岳から。
発祥
冷やし中華発祥の地
仙台志那そば同業組合の人々の手により、1937年に誕生。
フィギアスケート発祥の地
1897年、米国人のデブィソンが仙台城の堀にある五色沼という沼でフィギアスケートを教えたのが始まり。
日本の地下駅及び日本の地下鉄発祥の地
1925年に宮城電気鉄道(現在の仙石線)によって開発された仙台駅、およびそこへ至る路線が日本初の地下駅となる。(東京メトロ銀座線の開業は1927年。)
※ただし、現在の仙石線仙台駅およびあおば通駅とは別物。
発祥の情報はWikipediaを参考とさせていただきました。
関連タグ
杜王町 - 仙台市をモデルとした町。