ストーリー
主人公は元帝国軍所属の若者。帝国におけるエリートのステータスである軍属の座を捨てて後、ある少年(少女)の家庭教師となる。
生徒の士官学校への進学をめざし、帝都から客船で地方都市へと向かうが、突如何者かの船に襲われてしまう。混乱のさなか、2隻の船は突如として発生した嵐の中、不思議な光に引き寄せられる。
次に主人公がめざめたのは、見たこともない島の浜辺だった。凶暴なはぐれ召喚獣から生徒を護るため、戦う事を決意した主人公の心に不思議な声が響きわたる。
-----助けがほしくば、我が力を解き放て!
わけもわからぬまま、ただ生徒を守りたい一心で、その声に従う主人公に剣は驚異的な力を貸し与える。
その輝きは、彼らをこの地に導いた不思議な光と同じものだった。
概要
キュートな絵と手軽な難易度のシミュレーションで人気のシミュレーション第三弾。
今作では前作までとは違い、聖王国ではなく帝国が物語の最初の舞台となる。
主なキャラクターとその所属
主人公
元帝国軍所属の若者。期せずして神秘の剣の驚異的な力を得る。
シリーズの他の主人公同様、声がない、全ての属性の召喚術を使える、名前を変更できるが変更すると名前を呼んでもらえない仕様になっている。
生徒
主人公の生徒。目標は立派な帝国軍人になることである。
海賊一派
主人公たちの乗っていた客船を襲撃した海賊たち。
「来る者は拒まず、去る者は追わず」の主義で、行き場のない者たちのよりあい所帯ともなっている。
ラトリクス
機界「ロレイラル」の集落。
護人「アルディラ」がリーダーをつとめている。
機界の召喚獣(作業機械など)が多く存在しており、彼らの補給や修繕のための施設がある。
また、物資の生成プラントや発電施設、通信情報設備など、見た目にも機能的にも、
この島においては一番異質な存在といえる。
風雷の郷
鬼妖界「シルターン」の集落。
護人「キュウマ」に助けられながら、鬼姫「ミスミ」が長をつとめている。
郷には、社や井戸、田畑、木造の家屋など、鬼妖界と変わらぬ風景に囲まれて、
鬼神の末裔である鬼人族や、様々な妖怪などが暮らしている。
狭間の領域
霊界「サプレス」の集落。
護人「ファルゼン」が統率の役を担っている。
マナを蓄える巨大な水晶の結晶が周囲に広がる、薄暗い森の中に存在する。
昼間は静かで寂しげだが、荒れ野が月明かりを受けて輝く頃になると、マナをいっぱいに浴びて、
霊界の召喚獣たちがにぎやかに騒ぎ始める。
ユクレス村
幻獣界「メイトルパ」の集落。
護人「ヤッファ」が長をつとめている。
幻獣界の召喚獣たちが暮らすこの村は、ユクレスと呼ばれる大樹を中心に存在しており、
集落の中では最も住人の数が多く、にぎやかな場所である。
帝国軍
かつて主人公が所属していた組織。なにかと主人公の行く手を阻む。