地方銀行
ちほうぎんこう
狭義では全国地方銀行協会の加盟会員を地方銀行とするが、一般的には第二地方銀行協会の加盟会員でもある第二地方銀行も含めて地方銀行と呼ばれる。
概要
全国に展開する四大メガバンクに対し、一般社団法人全国地方銀行協会に所属しており、かつ地方に営業範囲を絞った銀行を示す。堅実な経営を続ける銀行もあるが、2014年に入ってからは一部で経営の厳しさが表面化して経営合併が始まった。将来的にはかなりの数の地方銀行が淘汰されると言われている。
また、全てではないが、将来性の無さと劣悪な職場環境、人使いの荒さから転職者が絶えず、飲食、介護、IT等に続く不人気職種。ただし、転職を前提にするのであれば非常に有利な職種ではある。
日本の地方銀行一覧
地方銀行
一般社団法人全国地方銀行協会の会員である銀行で、都市圏では複数行ある場合が多いが地方になると一県一行になるケースが目立つ。県に一行しかない盟主銀行となれば地場産業への権力は絶対的なものがあり、本社から出向する形で地域の主要企業の役員を務めているケースも珍しくない。そのため、良くも悪くも地方産業の閉塞化を促している要因にもなっている。(なお、埼玉りそな銀行については全国地方銀行協会の会員でないこともあり都市銀行扱いされるケースが多い。)
第二地方銀行
一般社団法人第二地方銀行協会の加盟銀行。かつて相互銀行と呼ばれた地方銀行であり、主に地場の中小企業を顧客としている。大規模地方銀行より規模に劣り信用金庫より規模で勝る存在。バブル崩壊後の影響で倒産した銀行も多く、生き残った場合でも他行に吸収されたり、第二地方銀行同士で合併しているケースはよくある。昨今においても経営危機の水面下で踏ん張っている第二地方銀行は少なくない。