概要
バブル崩壊後に経営危機を迎えたあさひ銀行が、同じく経営危機に瀕していた関西地盤の大和銀行と合併してりそな銀行となる折、埼玉経済への影響を最小限にするため分離独立させた都市銀行。
埼玉県内に抱える優良顧客の多くを引き継いで発足したため、金融業界全体を見ても優良行として盤石の体制を維持している。なお、りそな銀行は結局親会社のりそなホールディングス(りそなHD)共々発足間もなく1兆円規模の公的資金=税金の投入を受け、2014年まで事実上国有化されていた。そのため、りそなHDの子会社である本行も国有化されていたと言える。
埼玉県内では圧倒的なシェアを持ち、県民の6割が埼玉りそな銀行の口座を保有している。あさひ銀行の合併元にあたる旧埼玉銀行時代の顧客を多く抱え、りそな体制発足時は競合の武蔵野銀行を吸収する話も出たほど地元経済に密着している。
なぜ都市銀行扱い?
りそな銀行の前身の前身にあたる旧埼玉銀行が都市銀行だったため、金融庁やメディアで扱われる定義では埼玉りそな銀行も"都市銀行"扱いされる。法人顧客数だけでも、それ以上の地方銀行は存在するが、一般社団法人全国地方銀行協会に所属していないので地方銀行扱いされることはあまりない。
なお、本店は旧埼玉銀行本店の建物をほぼそのまま使用している。
広報
広報キャラクターはりそな銀行と共通してオリジナルキャラのりそにゃが起用されているものの、埼玉県のマスコットキャラ・コバトンデザインのキャッシュカードや通帳ケースも希望すれば発行してくれる。
スポーツ振興面ではサッカーチーム浦和レッズやプロ卓球チームT.T彩たまのスポンサーとなっている。